先日、津軽鉄道で金木方面に向かったとき、
車内販売されていた絵はがきを購入しました。
おおっ、こ、これは・・・
どこかで見たこと・・・、ああ、JRの吉永小百合さんのポスターだ。
「大人の休日倶楽部」ではなく「津鉄で休日あそ部」・・・
本当に、津軽鉄道は乗るたびに楽しいそんな鉄道、いやいや、脱帽です。
さて、今日の本題は、まさに本の話です。
津軽鉄道で向かった金木と言えば、太宰治生誕の地として有名です。
(芦野公園にある記念碑です。)
今年生誕102年の太宰治の人気はとどまることを知らず、
先日、太宰治が疎開した「津島家新座敷」で行われた朗読会も、
定員を超える盛況ぶりだったようです。
5月の連休中、県立美術館で行われた演劇「津軽」も見にいきましたが、
寒さではなく、感動で体が震え出したことが忘れられません。
そして、今、です。
太宰の作品というのは、ジャンルを超えて人々に愛されているのでしょうね。
今度は、漫画になって登場しているのです。
漫画家の山本おさむさんの作画による「津軽」は、
小学館発行のビックコミック増刊号の最新号で完結です。
山本さんが描いた作品「津軽」、
見れば見るほど、読めば読むほど演劇「津軽」と重なり合い、
新たな感動がわき起こってきました。
太宰の作品の素晴らしさが根底にあるのだと思いますが、
山本さんの描く人物の優しい絵がそのように感じさせるのかも知れません。
そして、きっと山本さんも、太宰の魅力にとりつかれた一人なのでしょう。
同じ「おさむ」さん同士、何か感じることが・・・?(太宰はペンネームですね。)
さて、その山本さん、何と太宰の生家「斜陽館」にやって来ます!
完結したばかりの漫画「津軽」が、早くも単行本となって発売です。
「津軽」だけでなく、「富嶽百景」、「カチカチ山」、「葉桜と魔笛」の4作品が、
1冊の単行本に収録されて登場です。
そして、7月31日にこの発売を記念して、山本さんのサイン会が開催されるのです。
小説は苦手、小さい文字は苦手という方、
ぜひ漫画の単行本で太宰ワールドを味わってみてください。
さぁ週末は、津軽鉄道に乗って、一路斜陽館へ!
本日はここまでということで、
津軽鉄道の絵はがきではありませんが、私も「津軽」をマネして・・・
「では、失敬。」
by ハッピーハンド
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
<太宰治短編集「津軽」発売記念サイン会in青森>
7月31日(日)午後1時00分~
太宰治記念館「斜陽館」
五所川原市金木町旭山412-1
0173-53-2020
当日、単行本を購入した先着100名限定なので、お早めに!
※入館料がかかります。
<太宰治短編集「津軽」>
7月29日ごろ発売(地域によって発売日が若干異なるようですね。)
定価1,300円
<津軽鉄道の絵はがき「義援金絵はがき」>
500円で好評発売中(300円が義援金として寄付されます。
詳しくは津軽鉄道のHPからどうぞ。
それでは、本当に失敬。
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