先日は、パワースポットか!? と思われる岩谷観世音を紹介しましたが、
本日紹介するのは、紛れもなく本物のパワースポット。
活あんこうや烏賊様レースなどでも有名な風間浦村。
ここに、海の男を救った神様として崇められているモノがあるのをご存じですか?
それは、幅8m、奥行き10m、高さは何と22mもある巨大な石。
その名も、立石大明神です。
大明神があるのは、桑畑地区の山の中です。
海沿いの国道からは見えず、
桑畑漁港の防波堤の先端に立ってようやく拝める場所にあります。
桑畑地区の前に広がる海は昔から良い漁場として知られ、
多くの漁師がここに集まっていたそうです。
地元集落に伝わる言い伝えによると・・・
昔、一人の漁師が時化に見舞われ、発生した霧により視界も失ってしまいました。
神頼みしかなくなった漁師は、立石大明神に祈ったところ、霧の中に灯りがともり、
それを頼りに船を進めたら、桑畑の海岸にたどり着いたのです。
灯りがともった場所こそ、立石大明神の上だったのです。
さて、大明神へ向かうのは、ちょっと軽めの山登りをしなければなりません。
桑畑漁港に注ぐ沢に沿うように、片道40分ほど山道を進みます。
一本道なので迷うことはありませんが、ガケからの転落、そして、熊! に要注意です。
しばらくすると、鳥居が見えてきます。
・・・大明神のことを知らなければ、山中の鳥居って結構不気味ですよね。
この鳥居をくぐり、坂を下って沢を渡ると大明神はもうすぐです。
おおっ! で、でかい。話には聞いていましたが、想像以上の大きさです。
横から見ると(一番最初の写真です。)、
上には不安定な状態で石が積み重なっているように見えましたが、
よくもまぁ、崩れずに残っているものだなぁ。
やはりタダモノではなく、何か不思議な力が宿っているに違いない、
そう感じさせる雰囲気です。
大明神にある祠にお祈りし、そして・・・
大明神についているコケを食べると、無病息災!
集落の人は、そのまま食べたり、持ち帰ってお茶ですすったりしているそうです。
私もちょっとひとつまみ・・・。味は・・・いえいえ、味は問題ではありません。
そのご利益が大切なのです。これで私も無病息災・・・のはず。
集落には、大明神の力を伝える話がまだまだ伝わっています。
大明神の上部、わずかなスペースに生えた二本のゴヨウマツ、
これも大明神が示した力の一つかも知れませんね。
昔から地元の方々を守り続けてきたその力、まずは実際に見て感じてみませんか?
by ハッピーハンド
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