弘前にもあったんです。
巨大スポットが・・・
弘前の新寺町の一角にある、袋宮寺。
最勝院五重塔を弘前高校側に向かって歩くと、高校を過ぎたあたりにすぐ、そのお寺はあります。
外観はこじんまりとしてますが、落ち着いた雰囲気を漂わせています。


(写真は春先に訪れた時のものです)
この素朴なお寺の中には、外観から想像もできないほどの大きな観音様があります。
それが、こちら十一面観世音立像。

とても優しい表情でお客を迎え入れてくれます。
この十一面観世音立像は、1677年、四代藩主信政が父信義の菩提を弔うために造らせた観音様で、弘前城内の老木を使用し造らせたといわれています。
高さは6メートルを超え、江戸時代に作られた地方にある観音様としてはかなり大型で県下最大の木造仏です。
この観音様に触れるとご利益があるので触って病気などの回復をお願いすると良いとの教えがあり、わざわざ遠方から触れてお願いするためにいらっしゃる方もいるそうです。
ちなみに観音様が差し出している手は、皆が触ってるため、金箔が剥げて黒くなっています。

地元の人からは『背高観音』といって親しまれているんですが、私がお寺に入ろうとしたとき、ちょうど入れ違いに、出て行くおばあちゃんちゃんから、
「いい観音様だはんで、拝んで行ってけへ~」と温かいお声掛けもいただきました。
いいですよねー、ほんわかした気持ちになります。
すると、私がお寺を出ようとした時に、ちょうど女子二人組みが・・・
私も、おばあちゃんに習って「いい観音様だはんで、拝んで行ってけへ~」

とは言えませんでした(ToT)(←もう!こんな時に恥ずかしがり屋さんなんだから)
こちらのお寺と観音様はどちらも、県の重要文化財に指定されてますので
近くに来た際には、ぜひ立ち寄って「いい観音様だはんで、拝んで行ってけへ~」
by ハンコック
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
<袋宮寺>
弘前市新寺町26
連絡先:0172-33-1382 (報恩寺方)
日中は、いつでも見学可能です。
大抵お寺の扉は閉まっていますのが、開けて観覧することができます。
室内は薄暗いですが、室内灯がありますので点灯して観覧できます。
お帰りの際は、室内灯の消灯と、戸締りを忘れずに。