朝、外に出れば「さ、さむっ!」と体がふるえる冷え込みですね。
こんな時には温かいモノを味わい、体感し、身も心もポカポカにしたいものです。
さて、黒石市の「お山のおもしえ学校」は、廃校となった校舎を利用し、
様々な「おもしえ」(おもしろい)取組をしているところです。
その校舎の2階に、心をとても温かくする見事な芸術作品があります。
黒板の全面を利用して描いた非常に大きな作品ですが、
これ、すべてクレヨンで描かれているのです。
作品を描いたのは、青森市出身の孫内あつしさんです。
おもしえ学校の2階は、孫内さんの世界が広がる「孫内ワールド」になっています。
かつては、地元のテレビ局の芸術担当として活躍していた孫内さん。
退職後は芸術家として活動し、ひょんなことからクレヨン画を描き始めました。
見てください。とても柔らかくも迫力のある孫内さんの作品を。
私は、何か昔を懐かしむような感じで見入ってしまいました。
孫内さんは、自分の思い出を作品に描いているそうです。
きっとその思いが私に伝わり、あたかも自分自身のことのように感じたのでしょうね。
そんな見ている人の共感を呼び起こす作品ですが、実際近くに寄って見てみると、
これがまぁ、何という細かさ!
これは、ねぶたを描いた黒板作品のアップです。
遠くからではわかりませんが、スゴイ重ね塗り!
きめ細かな丁寧な仕事が、見事な作品を作り上げていることがよくわかります。
これが黒板の巨大な作品ともなると、どれだけ時間のかかることか・・・。
ちなみに、黒板の作品は、すくなくとも3作品以上(!)ありましたよ。
普段は、ご自宅のある東京を中心に活動していますが、
年に数回おもしえ学校にやってきて、巨大な黒板などに作品を描いています。
数週間は滞在するそうなので、運が良ければ直接お会いして、
作品に関するお話などを聞くことができるかもしれません。
・・・今はこっちにいるのかな?
おもしえ学校の2階には、1年を通して孫内さんの作品が数多く展示されています。
黒板に描かれた作品は、もちろん門外不出のここだけの展示です。
ぜひぜひ一度ならず二度、三度と足を運び、素晴らしい作品をご覧になってください。
本当に、ほんわかとした温かい気持ちになりますよ。
by ハッピーハンド
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
ところで、
作品の中に、何らかの形で孫内さん自身が登場しているそうです。
どこにいるのかな?
答えは・・・運がいいときに、ご本人に聞いてみてください。
<お山のおもしえ学校>
黒石市大川原字門尻47-1
0172-54-2505
開校時間 9:00~16:00
休校日 毎週火曜日
入校料 大人100円 小人50円(小学生以上)
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。