さわやかな秋晴れの土曜日のお昼。

弘前・下白銀町の「ナポリタン」の前に
ちょっとした行列ができていました。
1963年から43年間、様々な年代に愛されてきた
「ナポリタン」のお別れ営業に駆けつける人々。
20代から40代、50代、60代と、
閉店を惜しむ老若男女のファンです。

待っている間に、外に張り出されたメニューからオーダーを決めました。
一瞬、「全部注文しよう」という思いがよぎりましたが、
冷静さを取り戻して3品に。
もちろん、まず、ナポリタン。

そして、カルボナーラ。

締めに、白いパフェ。

「ナポリタン」の紅白チェック柄のテーブルクロスに
一番似合うのは、やっぱり、ナポリタンでしょうか。
ご夫妻で「ありがとうございました」と笑顔で送られて、
お腹いっぱいのはずが、胸いっぱいになりました。
「花のナポリタン」。
お店紹介のホームページのトップにある文字です。
こうした長年の思いが綴られていますので、
ぜひご来店の前にご覧になることをおすすめします。
11月29日(火)までの間、
閉店を惜しんで連日訪れる人とのコミュニケーションは、
切ないながらも良い「花道」になるのではないでしょうか。

来年の夏は使われなくなる「ナポリタン」と手書きされた団扇。
欲しいファンに差し上げていて、ねぷたの送り絵を見る気分になりました。
さらば「ナポリタン」。ありがとう「ナポリタン」。
by 頭脳パン
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