先日、都内某所において、東北復興支援の一環として東北六県に縁のある料理人を講師に迎えた料理教室が開催されました。青森県教室の講師を務めたのは七戸町出身の鳥谷部拓彰(とりやべひろあき)シェフ、東京日本橋「ラ・フェニーチェ」のオーナーシェフです。
当日は、青森県が日本一の出荷量を誇る「りんご」、「にんにく」、「ながいも」や、世界的にも注目されている「黒にんにく」、今では日本を代表する地鶏となった「青森シャモロック」等、青森県の食材をふんだんに使用したイタリア料理を教えていただきました。
青森とイタリアの融合作品、紹介します。
奥が「青森県産ホタテ貝のサラダ~黒にんにくのドレッシング」
手前が「長いものスパッツェル~香草風味のトマトクリームソース」
メインディッシュの「シャモロックとジャガイモのロースト レンズマメ添え」
デザート「りんごのストゥルーデル」
どれも美味しく出来上がりました☆さすがプロのレシピ、プロの味がします。
実は鳥谷部シェフ、普段からお店で青森食材を生かしたイタリアンを提供しているとのこと。
早速、「ラ・フェニーチェ」に行ってみました!
かぼちゃ、ほたて、ヤリイカ、黒にんにく、シャモロック、アピオス、ながいも、ごぼう、ちぢみほうれんそう、しじみ等々…写真はパスタだけですが、この日いただいた料理だけでもこんなにも青森食材が使われていました。だいたいの生鮮食品は青森の食材を使用していて、この他にも奥入瀬ガーリックポークや海峡サーモン、旬の時期には、野辺地葉つきこかぶや嶽きみ等、多様な県産食材を使用しているとのことです。
オーナーの鳥谷部シェフは、イタリアで4年間の修業後、国内のレストラン、ホテルの料理長などを経て、2007年、日本橋に「Cucina Italiana La Fenice(クッチーナ イタリアーナ ラ フェニーチェ)」を開業しました。 日本最大級の料理人コンテスト「ぐるなびシェフ BEST OF MENU」で最優秀賞、審査員特別賞を受賞しています。
イタリアでの修行中に様々なことを学んだそうです。
例えば、イタリアにはスローフードの文化があり、郷土料理や伝統を守っていこう、伝えていこうということが当たり前に行われてる。これは日本人が忘れかけているが、大事なこと。この想いから、マルシェ・ジャポン・キャラバンに参加したり、フードアクションニッポの活動を行ったり、自分にできることを少しずつでもやっていこうと考えているそうです。
また、故郷を離れてみると、今まで気づかなかった故郷の良さに気づくもの。青森県の生産者は真面目に本当に良いものを作ろうと努力している。そんな生産者の姿を忘れずに素材を大切にし青森の良さを伝えていきたいとも話してくれました。
青森県の食材にこだわるのは、青森県出身という理由だけではないのですね。
そして、鳥谷部シェフの人生観はイタリアでの修行中に培われたような気がしました。
(貴族のお抱えシェフだった経験もあるそうです。ルネッサ~ンス)
「ラ・フェニーチェ」では、本場の味をリーズナブルに、化学調味料は一切使用せず心にも体にも優しい美味しい手作り料理を提供しています。アットホームな雰囲気の中で、厳選した青森県産食材を使用した本格イタリア料理はいかがでしょうか。
by hayashiya
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
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「Cucina Italiana La Fenice」
(クッチーナ イタリアーナ ラ フェニーチェ)
東京都中央区日本橋小舟町15-17協栄ビル1F
メトロ日比谷線 人形町駅 徒歩3分
メトロ半蔵門線 三越前駅 徒歩3分
ランチ 11:30~14:00
ディナー 18:00~23:00
定休日 日曜、祝日
お問合せ先 03-5651-7023
今の時期は、クリスマスメニューのほか、ホームパーティ用のテイクアウトメニューもご用意しています。オススメは、何といっても「青森シャモロック1羽丸ごとローストチキン」♪
この機会を是非お見逃しなく!!
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。