ちょっと気分は早いのですが、お正月の初詣のお話です。
津軽には、一代様へ初詣に行く風習がある、と以前のブログで紹介し、
今年のお正月に私も行ってきました。
来年も一代様に行くつもりですが、プラスして、コレをめぐりたいと思います。
打出の小槌を掲げて米俵に乗った大黒様(左)と、
釣り竿片手に鯛を抱える恵比寿様(右)。
このほかにも・・・
毘沙門天(左)に寿老人(右)・・・。もうおわかりでしょう。七福神です。
津軽地方の7つのお寺に、
七福神が一人(一神?)ずつ祀られているのをご存じでしょうか?
今から20年くらい前、お寺の住職さんたちがアイディアを出して始めたもの、
それが津軽七福神めぐりです。
木彫りの七福神は、県内に住んでいる仏師が彫り上げたそうで、
わずか1年ほどで七福神すべてを一人で彫り上げたそうですから驚きです。
この布袋様の表情、何と愛くるしい!
見ているだけで幸せになれるような気がしませんか?
(弁財天(左)と福禄寿(右))
七福神めぐりは、お正月に限って行うものではありませんが、
お正月に行うと、その年1年間ご利益が継続すると言われているそうです。
実は、私はすでに2度ほど七福神めぐりを行いました。
最初のお寺で宝印帳を購入し、それぞれのお寺で宝印(有料)をいただくのですが、
この宝印帳に描かれているイラストがまたいいんですよ。
最初は宝印帳の存在を知らず、2回目に宝印をいただきながらめぐりました。
私は車でめぐりましたが、自転車でめぐる方もいるそうですよ。(今はできませんね。)
除災招福、商売繁盛、長寿延命、大願成就などなど、ご利益は本当に盛りだくさんですが、
「何かをいただくのではなく、人間的な成長を促すものが七福神めぐりです。」と
お寺の住職さんに教えられました。
他人の幸せを心から願える人間に成長しなければ・・・と思いつつ、
宝くじを宝印帳に挟みながらニヤニヤする私。まだまだ修行が足りないようです。
2011年も残り10日を切りました。
今年は、東日本大震災が発生し、多くの人にとって大変つらい年になってしまいました。
新しい年は、たくさんの幸せがより多くの人に訪れるような年になって欲しいですね。
by ハッピーハンド
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
・・・そう言えば、間もなくクリスマス。今年も「シングル」ベルだ~(>_<)。
<津軽七福神めぐり>
・大黒天:岩木山求聞寺 弘前市百沢字寺沢29 0172-83-2373
・寿老人:行峯山覚應院 弘前市湯口字一ノ安田95-1 0172-84-2127
・毘沙門天:鷹揚山不動寺 弘前市茂森新町4-3-11 0172-35-4777・5895
・布袋尊:赤倉山金剛寺 平川市八幡崎宮本141 0172-57-2548
・恵比寿天:愛宕山地蔵院 黒石市山形町81 0172-52-2078
・弁財天:大峰山蓮正院 板柳町石野字宮本75 0172-72-0337
・福禄寿:西の高野山弘法寺 つがる市木造吹原屏風山1-244 0173-26-2320
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