昨年末、嬉しいニュースが飛び込んできました。
弘前市の白川明美さんの津軽塗が、全国伝統的工芸品公募展の最高賞である内閣総理大臣賞を受賞したというのです。
この全国伝統的工芸品公募展は今回で36回目となる伝統ある賞。
今回は全国から285点の応募があり、入賞作品はそのうち11点。
そして白川さんの作品がその中の最高賞というのですから、新年早々これはめでたい!
というわけで、入選作品の展示会が行われている全国伝統的工芸品センターへ行ってきました。
今回の公募のテーマは「復興の芽吹きを感じる伝統的工芸品」。
会場には応募作品285点がどーんと展示されています。
その中でも強力なインパクトを放っているのが、やはり白川さんの作品。
津軽塗の中でも七々子塗と呼ばれる器。
力強いオレンジ色のグラデーションが、昇る朝日をイメージさせます。
そしてもう一つ、青森の作品が入賞していました。
五所川原市の川口良子さんの「津軽組ひも」がそれ。
720本の正絹糸をリンゴの木葉花実で染め、青森産の藍染を配したという色使いが素敵です。
あまり馴染みがない「津軽組ひも」ですが、県伝統工芸品指定を受けている立派な青森の伝統工芸品。この入賞をきっかけに全国に知られてほしい工芸品です。
他にも、津軽こけし、南部さき織など青森が誇る工芸品の数々
さらに、日本各地の伝統工芸品の力作が一同に会していて見どころありありです。
会場は、池袋駅に直結している東武百貨店1・2階にある全国伝統的工芸品センター
展示会は1月17日(火)までですので、お近くの方はぜひご覧になって下さい!
平成23年度全国伝統的工芸品公募展入選作品展
会期:2012年1月4日(水)~1月17日(火)
時間:11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会場:全国伝統的工芸品センター
東京都豊島区西池袋1-11-1メトロポリタンプラザビル
東武百貨店11番地1・2階
by niok
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