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弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

イベント・まつり | 2012-03-05 17:54

私、こう見えて(姿は見えませんが(笑))昔、バンドをやっていました。
なかでもアコーステックギターは、小学校4年生から始め、毎日毎日練習したものです。
その甲斐あってか、中学生の頃には、耳で聞く曲は、大抵伴奏が出来るようになって
いました。(俗にいう耳コピーです。)
またH13年から観光施設で津軽三味線の鑑賞無料演奏(体験)会に携わる機会があり、
独学で数曲ですが弾けるようにも(多分)なっていました。

そんな私ですが、先月、弘前大学津軽三味線サークルの初となるCD
「津軽の三味線と音風景」をリリース前に拝聴する機会に恵まれました。

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

津軽の春夏秋冬の四季の風景を音で表現し合間に津軽三味線の演奏が織り込まれた、
どこか懐かしさを感じる1枚でした。

できれば生の演奏を聴いてみたいと思っていた矢先、弘前市で同サークルの公演会が
あるというではありませんか!

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

早速これは見に行かなければ!
ということで、この度、久しぶりに弘前市へ行って参りました。

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

会場は、今年で開館29年目となる今や弘前を代表する“箱”スペース・デネガです。

当日は、午前中の早い時間帯に会場へ到着。
折角なのでリハーサルを見学させてもらうことにしました。
サークルのメンバーが開演に向け、諸々準備を進めます。

そんな中リハーサルが始まりました。
リハーサルでは、和気あいあいとした、とても和やかな雰囲気の中で演奏や演出の
細かな確認作業が続きます。

リハーサル終了後、サークル代表の上田部長(2年)とお話をする機会があったので、
なぜ津軽三味線サークルに入ったのかを訪ねました。すると、
「大学入試の数か月間前、テレビで見た津軽三味線の演奏が本当に格好良かった。
そして、弘前大学に津軽三味線サークルがあることを知り同大学への進学を決めた!」
それほどまでに津軽三味線の演奏に衝撃を受けたのでした。

さあ、いよいよ演奏会のスタートです。
150席ほど用意されていた椅子も気がつけば、三味線好きのお客様で、ほぼ満杯状態。
コンサートは、3部で構成されました。

【第Ⅰ部】
つがるじょんがら節の新節・中節・旧節の演奏。次にオリジナル曲の「ふきのとう」、
津軽タント節、多田あつしさん作曲の「夢弦」と演奏が続きました。
そして、休憩をはさみ
【第Ⅱ部】
サークル顧問の冨田先生が製作した映像をバックに「津軽の四季」と題して、
さくら~りんご節~茶摘み~津軽甚句~奴踊~赤とんぼ・ふるさと~弥三郎節と続き
多田あつしさん作曲の「津軽の四季」の演奏が続きました。
りんご節では、女子による踊りも披露され会場内が温かい雰囲気に包まれます。
そんななか気がつくと演奏とともに歌いだすお客様が徐々に増え、いつしか会場は、
演奏者と観客が一体となっていました。
引き続き【第Ⅲ部】に移り
6年医学科の湯沢さんが作曲した「地吹雪」をこの春卒業する4年生(4名)と
6年生(2名)の計6名で演奏。

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

次にサークル創設者の一人でもあり現在は、プロの演奏家として、弘前市の
津軽三味線居酒屋等で活躍中のOG黍原(きびはら)さとみさんの独奏で
津軽じょんがら節・津軽あいや節が演奏されました。
最後に全員でオリジナル曲「連奏」を合奏。
その後アンコールでの津軽じょんがら節では、会場は拍手の渦と化し
大盛況のうちに終了しました。

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

弘前大学津軽三味線サークルは、2005年2月に結成されました。
サークルは、5名以上でなければ認可されなかったため、当時個人的に津軽三味線を
習っていた黍原(きびはら)さとみさんが仲間を募り6名からスタートさせました。
その時、顧問を引き受けたのが冨田先生です。
先生自身も結成と共に三味線を始めた一人でした。

弘前大学津軽三味線サークル 弘前公演 「津軽の四季」

なんと驚いた事に、入部してくるほとんどの学生が津軽三味線は“初心者”。
サークルでは、時折、多田あつしさんの指導を仰ぎながら練習してきたそうです。
当初6名のメンバーが今では、総勢50人を超える大所帯となり全国各地でコンサートを
行うまでの実力を持つサークルとなったのです。
これまで各種コンサートを開催しており、昨年は、主に東日本大震災の被災地等での
チャリティーコンサートを実施しました。

そして、冒頭で紹介しました7年間の集大成ともいえるCD「津軽の三味線と音風景」が
この3月9日発売されます。
(同CDは、アマゾン大学生協弘前市まちなか情報センターほかで
1枚消費税込2,000円でお買い求め頂けます。)

もし今手元に、三味線があったら、昔のように津軽甚句、十三の砂山、
りんご節が弾けるかな~。やっぱり、スコップ三味線にしとこうっと!(笑)

by tabo
がんばろう東北!青森から東北の元気届けます。

<弘前大学津軽三味線サークルへの演奏依頼等のお問い合わせ先>
ホームページ  → http://hirodaishamisen.web.fc2.com/
メールアドレス → hu_shamibu@yahoo.co.jp
<CDに関するお問合せ先>
株式会社あかつき堂
電話/FAX 017-722-0393
メール akatsukido@yahoo.co.jp

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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