先週末、4月とはいえ雪の日が続く中、県内の天気予報を眺めながら、晴れマークの三沢方面をドライブし、寺山修司記念館に立ち寄りました。
同館では、寺山修司の足跡・テラヤマ芸術を中心に、総合芸術発信基地として、様々なアート活動や情報発信を行っています。
ちょうど、開館15周年の記念企画展「simizzy(シミージー)木工造形展」が開催されていました。
制作者のsimizzy(シミージー/清水一忠)氏は、寺山修司の多才な表現活動にインスパイアされて造形作家になり、木を素材とした作品を中心に家具、舞台美術オブジェ、住宅デザイン、体験型オブジェ「ムシムシコロコロ・シリーズ」などを手掛けているそうです。
「たけしの誰でもピカソ」(TV東京)アートバトル最多出場者でもあるとのこと。(確かに何度かお見かけした記憶が・・)
ムシムシコロコロは、リスの飼育器具をもとに考案されたらしく、小さな子でも人力でコロコロと前に進めるようです。
その他、木製碇(いかり)、茶wonder椀(チャワンダーワン)、モクウェイなど、一見どうやって使うのかわからないけれども、木製の温かみのあるデザインの作品がいろいろと展示され、子供達が喜んで遊んでいました。
特に、リスやハムスターの気持ちになると楽しさが倍増するみたいです。
「木製碇(いかり)」は、引っ張って力比べでもするのでしょうか?オブジェとしてもなかなかいいですね。
「茶wonder椀(チャワンダーワン)」は、上に乗っかって回転して遊びます。何回転できるかな?
「覗木(のぞき)」は、木の穴を覗いたり、木製の玉をころがして遊びます。山ネズミの気分満喫です。
会場内には、木材を使った自由工作スペースや積み木コーナーもあり、子供じゃなくてもちょっとトライしてみたくなります。
積木のタワー、全部使って東京スカイツリーに挑戦!?
木や貝殻で手軽に木工細工も作れます。アンパンマンが一番簡単そうです。
帰り際、4月1日に就任されたばかりの佐々木英明新館長にも御挨拶することができました。
劇団「天井桟敷」のメンバーとして、映画「書を捨てよ、町へ出よう」(1971年)では主役を演じられ、私も詩を朗読するシーンがとても好きでしたのでお会いできうれしかったです。
館長のプロフィールはこちらを御覧ください。
寺山修司の魅力満載の常設展とともに、
楽しんでいただきたい15周年記念企画展vol.1は下記のとおりです。
◆simizzy木工造形展
日 時:4月7日(土)~7月22日(日)
会 場:寺山修司記念館エキシビットホール
入館料:有
◆寺山修司記念館フェスティバル2012春
・ムシムシコロコロ・パーク
日 時:5月3日(木)~5日(土)11:00~15:00
会 場:寺山修司記念館エキシビットホール、屋外多目的スペース
入館料:有
・「修司忌」寺山修司命日
日 時:5月4日(金)13:30~
会 場:寺山修司顕彰文学碑
佐々木館長の詩の朗読有
*お問合せ:三沢市寺山修司記念館(TEL0176-59-3434)
by あぷよ
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