白神山地への玄関口である西目屋村にあり、世界自然遺産「白神山地」の魅力を
様々な切り口から学ぶ事ができる「白神山地ビジターセンター」
この施設の目玉となっているのが、巨大スクリーンで白神山地を体感できる
映像体験ホール。
この春、最新の技術に一新されたという情報を聞きつけ、早速見学に行ってみました。
まずは、玄関を入ると、アテンダントのみなさんが、明るくお迎えしてくれました。
館内への入場は無料で、映像体験ホールのみ有料(大人200円、子供100円)
となっています。
新しくなった映像体験ホールの見学の前に、白神山地ビジターセンターの
相馬館長に、今回の映像の見どころについてお話を伺いました。
相馬館長によると、「これまでのアナログのフィルムからデジタル方式に切り替え、
しかも、国内でもいち早くフルハイビジョンの4倍を超える高精細画像(通称4K)を
取り入れたことで、これまで以上に臨場感あふれる画像で、白神山地の魅力を
楽しむことができるようになった」ということでした。
さらに、デジタル化したことで操作性が向上し、上映回数も、これまでの1日7回から
8回に増え、来館されたお客様に対してよりサービス向上を図ることができるように
なったそうです。(冬期間の11月~3月までは、1日5回→7回に増加)
ホールの中に入ってみると、目の前に現れたスクリーンの大きさに圧巻。縦10メートル、
横20メートル程の大きさです。
白神山地に生息している貴重な動植物や縄文時代から原生に近い状態で残っている
森の営み、白神山地とともに共存共栄してきたマタギの文化などについて、
音楽とナレーション付きで紹介されていました。
ブログでは、33分間の壮大な映像の臨場感をお伝え出来ないのが残念ですが、
すっかり、「白神の森」を旅してきたような気分になりました。
次は、展示ホールに移動。
そこに足を踏み入れたとたん、目に入ってきたのは、
天井からつり下げられた巨大なブナの木。そして、鳥のさえずり。
ここは、音と光の演出で、夏のブナの森の1日を約20分で体験できるように
なっているそうです。
ブナの森の空気感漂う展示ホールでは、ブナとそれを取り巻く森のしくみや、
白神山地が私たちの生活にもたらしてくれる恵み(炭、ブナコ、あけびづる細工など)も
紹介していました。
今年は、昨冬の豪雪の影響もあって、まだまだビジターセンターのある西目屋村も、
白神山地にも雪が残っていましたが、間もなく、妖精のようなかわいらしい山野草や、
美しい歌を奏でてくれる野鳥たちが姿を見せる春が訪れます。
白神山地で春の訪れを感じてみませんか?
その際、まず白神山地ビジターセンターでエッセンスを学んでから足を運ぶと、
その魅力をより実感できると思います。
早く雪がとけないかなあ。
雪がとけたら、早速、白神の森とマイナスイオンたっぷりの滝に癒されるに行くぞー
by さっちゃん
<白神山地ビジターセンター>
〇住 所
〒036-1411 青森県西目屋村大字田代字神田61-1
〇電話番号
0172-85-2810
〇開館時間
8:30~17:00(4~10月)、9:00~16:30(11~ 3月)
〇休 館 日
4月~12月 第2月曜日(祝日の場合は翌日)※H24.8は、第3月曜日
11月~ 3月 毎週月曜日と木曜日(祝日の場合は翌日)
〇駐 車 場
普通車 60台 大型車5台(駐車料金は無料です)
〇入 館 料
無料 ※但し、大型映像観覧は、別途大人200円 小人100円
白神山地ビジターセンターホームページ
http://www.shirakami-visitor.jp/guide.html
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。