青森生まれのお花があまり注目を集めないのは残念ですが・・・
青森県で栽培されているお花は昼夜の寒暖差の効果で色鮮やかなうえ
長持ちもするので東京などの大都市でも人気があります。
また、沖縄のキクの苗を青森県で冬の間預かる、ということも行われています。
青森で越冬した苗は、寒さを味わうことでたくましくなり、害虫の繁殖も減るといいます。
青森市浜田イトーヨーカドーそばに5月1日オープン仕立てのお花屋さんKANONE(カノン)
以前は青森市四ツ石にあり、口コミでお客様が訪れる「知る人ぞ知る」お店。
代表の乗田悟(のりたさとる)さんが手がけるお花の目利きとアレンジには
定評があります。
四ツ石のお店では、おもに結婚式や病院、会社に飾るお花の販売に力を入れてきましたが
「将来は個人の方がいつでも買いに来ることの出来るお花屋さんを作りたい」
という10年来の夢を実現し、この度のオープンにこぎつけたのです。
乗田さんは、日本花職杯で東北ナンバーワンに輝いた実力の持ち主。
ラ・プラス青い森ウェディングブログ
日本花職杯とは、フジテレビフラワーネットが全国の登録加盟店のお花屋さんを対象に
開催しているフラワーデザインの日本一を決める大会です。
1時間とか1時間30分という決められた時間内に、アレンジ花束を作ります。
お客様へのサービスへ繋がるようフラワーデザインの向上や創造性の追求・フローリストとしての芸術力を磨く大会というだけあって、花職人としての技が問われます。
実は独立した10年前、自信過剰になっていたという乗田さん。
初めて出場した大会では惨敗してしまいました。
その大会の時、全国優勝の実績を持つ佐藤令枝(さとうよしえ)先生(国家検定一級フラワー装飾士・全技連マイスター)から潜在能力を見込まれ、叱咤激励の言葉を頂いたおかげで今の自分があると教えて下さいました。
「あなたは若いので習いなさい、基礎を身につけなさい」
と言われ、さっそく勉強を始めたそうです。
現在も毎週、弘前市の佐藤先生のもとに通い、学び続けています。
青森県代表となり、東北大会で優勝、全国大会へも駒を進めましたが、
自分なりに「まだまだ力不足だ」と思っているのだとか。
商売しながらも、なお習い続ける人というのはめったにいらっしゃらないそうです。
独立後もこれをゴールだと思わず基礎が重要、と停滞しない前向きさ。
今後も、日本一へ挑み続けていってほしいです。
お花屋さんをしていて嬉しい瞬間は? うかがってみました。
「さっきお客さんから“ハマダさ花屋出来で、いがったぁ”って言っていただいて。
それがいま、一番嬉しいです!」
花が大好きでこの仕事を選んだ乗田さん。
「自分へのご褒美用、1000円分で!」などという私の勝手な要望にも、
笑顔で対応して下さいました。
常連さんでもないのに、気軽にこういうことも口に出来る雰囲気のお店。
「花が身近にある暮らしのお手伝い」を心の底から楽しんでいらっしゃるようです。
今後はお花の教室も開きたいというのが夢。指導員の資格もお持ちです。
大切な方への贈り物や自分へのご褒美を探しに・・・
KANONEへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
by tom5
KANONE(カノン)
〒030-0843
青森市浜田二丁目7-10
TEL(017)763-0087
FAX(017)763-0097
営業時間am9:00~pm7:00
(日曜祝日am10:00~pm5:00)
休業日 正月1~4日・盆3日間
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。