フレーム素材にクロムモリブデン鋼(通称クロモリ)を使った年代物のヴィンテージ自転車の愛好家で結成されたサイクリングクラブ「クロマニア」(廣澤康正代表)主催により、奥入瀬渓流と十和田湖畔一周の70kmのコースをクロモリ自転車で走行する「クロマニアミーティングin青森」が6月9日に開催されました。
ヴィンテージ自転車とは、クロモリと呼ばれる細みの鉄フレームを中心に、クラシカルなフォルトの自転車をいい、ここ数年のスポーツ自転車ブームの中で静かに盛り上りを見せています。
今回は、来年6月予定の第1回大会のテスト開催として同クラブのメンバー12名が参加し、自転車専門誌「自転車人」((株)山と渓谷社)の同行取材も行われました。
十和田・奥入瀬の自然を楽しみ、かつクロモリ自転車を愛するサイクリストが集える自転車イベントとして、今後の期待が高まるイベントの内容と魅力を紹介します。
出発前、愛車とともに記念写真。もちろんウェアにもこだわりがあります。
クラブの設立は3年前。メンバーは「ユニクロ」などの広告を手がけたCMディレクターの廣澤代表ほか、グラッフィックデザイナー、コピーライター、カメラマンなどの面々45名。フェイスブックを中心に交流し、毎週末には時間のあるメンバーが集まって走りを楽しんでいるそうです。
8時半過ぎ軽やかに焼山を出発。
八甲田山を背景に、急勾配もグングン走ります。
宇樽部バイパスからのヒルクライムをクリアし、御鼻部山展望台で十和田湖を眺望しながら小休止。
ラストは奥入瀬渓流14km。若葉の緑と木洩れ日が溢れる渓流沿いを走る爽快感は格別らしいです。
15時半焼山到着。休む間もなく愛車の点検。
愛車集合。カラフルでノスタルジックなデザインが魅力です。重量約8kg。ちなみに価格は、1台50~100万円。わざわざイタリアから取り寄せるそうです。
走り終えた廣澤代表や参加者の皆さんからは、
「圧倒的に美しく力強い自然の中で自転車を満喫できる環境はなかなかない。来年6月に第1回大会を開催し、いずれは、イタリアのトスカーナ地方で開催されているビンテージ自転車の世界的な大会「エロイカ」の日本版として定着できるよう国内の愛好家やアジアを中心とした海外の愛好家にアピールしていきたい」との熱い思いを伺うことができました。
イベント詳細は、「自転車人NO.28_2012夏号」(2012年7月13日発売)をご覧ください。
温泉で汗を流した後、愛車自慢と走りの感想で盛り上がったクラブの皆さん!
心地よい風とおいしい空気を満喫し、うまいビールを飲むために、来年6月の第1回大会で是非またお会いしましょう!!
byあぷよ
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