幅広い世代に人気がある、真っ赤で甘酸っぱい「いちご」
青森県内は、ちょうど今、一般的な作型である「冬春いちご」(12月~6月)から「夏秋いちご」(6月~11月)への切り替え時期を迎えています。「冬春」「夏秋」どちらのタイプも栽培している田舎館村の工藤観光農園(代表:工藤弘樹さん)は、毎年、「冬春いちご」の畑を一般開放し、いちご狩りを行っています。
ちなみに、今年(平成24年)は6月30(土)~7月8日(日)までとなっています。
実は、この時期の青森の「冬春いちご」はとっても美味しくて、今年最後の「冬春いちご」を味わうために、工藤さんのハウスに行っていました。
ハウスの中に入ると、甘酸っぱい香りがハウスの中を漂い、次第に、いちごのショートケーキの中にいるような幸せな気分になってきます。いちご狩りができる品種は、「とちおとめ」や「あさか」で、リピーターが年々増え、この時期を楽しみにしている人たちがたくさんいるそうです。40分食べ放題ということですが、「これまで130個ぐらい食べた女の子が最高かな?」と話していました。
いちご狩り体験の魅力は、楽しく、美味しく、ビタミンCがたくさん摂れる。それだけではありません。帰りのお土産が、1パックに山盛り詰め放題500円なのです。
ちなみに、上の写真は、私が詰め放題の挑戦をした時のものです。頑張れば、市販のパックの2~3倍は詰めることができるということで大変お得です。
とれたて新鮮で、真っ赤ないちごは、エネルギーに満ちあふれていて、疲れている私は、元気パワーをもらったような気がしました。
さて、これから本番の「夏秋いちご」ですが、夏場(6月~11月)のいちご栽培は難しく、アメリカをはじめとした外国から年間4,000トンが輸入されていましたが、スイーツ業界などから「鮮度や安全・安心面などの観点から輸入いちごに替えて、夏でも国産いちごを使用したい」という要望を受け、夏秋期も生産できる品質の優れた「四季成り性」の品種が開発され、夏季冷涼な地域を中心に徐々に増加しています。
実は、青森県も夏季冷涼な気候を活かした、夏秋いちごの産地化が進められています。生産量は全国3位で、若い人たちも新規就農するなど面積が増加しています。栽培されている品種は、夏秋いちごでは代表的な「ペチカ」「北の輝」などですが、まだまだ、流通量が少ないため価格も高く、スーパーなどでは販売されずに、洋菓子店や首都圏や関西のテーマパークに出荷されています。
スイーツショップなどに並んでいる、色鮮やかないちごケーキ。ひょっとしたら青森県産の「夏秋いちご」かもしれませんよ!
by さっちゃん
工藤観光農園のいちご狩り情報
料 金:小学生以上1,000円 3歳以上500円
期 間:平成24年6月30日(土)~7月8日(日)
時 間:8:00~18:00
問合先:0172-58-2711
住 所:南津軽郡田舎館村大字枝川
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平成25年のいちご狩り情報
期間:6月29日(土)~7月7日(日)
時間:8:00~18:00
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掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。