青森県のお城と言えば、やっぱり弘前城!
だけではないんです。
今日は、八戸市にある戦うための城、『史跡 根城』をご紹介します。
根城は、1334年に南部師行公によって築城された城です。
南部氏というのは…
とその歴史を語ると鎌倉時代まで遡るので、今日はカットします。
この方が根城を築いた南部師行公です。
この根城、実は1627年の領地替えにより使われなくなるまでの約300年間、一度も落城することのなかった名城なんです!
江戸時代のお城は、権力の象徴として天守を建てるなど、政治の中心という強烈なイメージを植え付ける目的がありました。
それに対して、根城のように中世のお城は、外敵に攻められた際の防御拠点となることが一番の目的のため、戦闘に対する備えがなされている質素な城が一般的なのです。
これは堀跡です。
今はかなり埋まっていますが、当時の深くて幅のある様子がわかります。
根城跡は、昭和16年に国指定史跡となり、昭和53年から約11年間かけて、発掘調査と整備事業が進められました。
伝統的な工法で主殿やその他の建造物も復元され、高く評価されています。
そして、平成18年には、日本でも数少ない中世のお城の特徴をよく伝える城郭配置と長年にわたる復元整備・保存活動が評価され、なんと日本100名城に選ばれました!
日本城郭協会HPにある、日本100名城選定のページでは、姫路城天守や首里城正殿などと並んで、根城主殿が写真付で掲載されているではありませんか!
知らなかった~。
HPを見てビックリしました。
根城では、当時の工法で復元された建物がいくつもあります。
天守があるお城が好きな方も多いと思いますが、当時の生活が感じられる根城のような中世のお城も雰囲気があっていいですよ。
《史跡根城の広場》
八戸市根城字根城47
0178-41-1726
9:00~17:00(入場は16:30まで)
本丸への入場料:一般250円、高校・大学生150円、小・中学生50円
史跡根城の広場ホームページ:http://www.hachinohe.ed.jp/haku/hiroba.html
byパトリック
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