週末、下北半島をドライブしてきました。
目当ては下北グルメを代表する「うに丼(1,500円)」です。佐井村福浦のぬいどう食堂に電話予約し、うに・あわび・いくら・いかの四食が楽しめる「歌舞伎丼(1,000円)」とともにしっかり味わいました。獲れたての新鮮なうにやあわびのおいしさは、青森から遠路4時間弱の疲れを一気に吹き飛ばします。
大間町方面へ向かう途中、願掛岩で休憩しました。
海岸に張り出した二つの大岩は、左がオンナガンカケ、右がオトコガンカケと言われ、古くから信仰の対象とされてきたそうです。特に、二つの岩が男女が抱き合っているような姿に見えることから、縁結びの願いがかなうと言い伝えられてきました。
江戸時代の紀行家”菅江真澄”が、寛政4年(1792年)に訪れた際、この地には願掛岩に建立されている稲荷社と八幡社の鳥居に桜の枝を鍵として掛け、自分が好きな人に想いが通じるように願を掛ける風習があることや、願掛岩あるいは鍵掛岩と呼ばれていることなどを記録しています。
古のロマンにしばし思いを巡らせ、今回は個人の願望を封印し、七夕の夜の天気が良くなるよう願を掛けました。
周辺にあるがんかけ公園では、眼下に海が広がる見晴らしの良い場所に「鍵掛け縁結び」の看板と鍵掛けネットが設置され、大小無数の鍵が施錠されていました。ちなみに公園内のケビンハウスでは、鍵のないカップル用に1個500円程度の鍵を販売しています。古式ゆかしい桜の枝があれば御利益も高そうに思います。
「誓いの錠」伝説では、神奈川県湘南平などが有名ですが、恋愛成就については、由緒ある願掛岩もエナジーがかなり強いのではないでしょうか。
「うに丼+願掛岩」を組み入れた初夏の下北半島ドライブをお勧めします。
恋愛成就といえば七夕が近いということで、街のあちらこちらで七夕飾りがにぎやかですが、青森県観光物産館アスパムで行われている東北新幹線開業30周年記念イルミネーション「美四季(うつくしき)★青い森」(*6/23(土)~7/22(日) 9:00~20:00)もお勧めです。
特に7月7日(土)からは、七夕にちなんで「天の川」をイメージしたイルミネーションが展開される予定です。
展望フロアーから眺望する夏の夜景も魅力的で、海風も爽やかな初夏のアスパムへも是非足を運んでみてください。
by あぷよ
【ぬいどう食堂】
■住所:佐井村大字長後字福浦川目15-1
■問合せ:TEL0175-38-5865(ウニがないときがあるので事前予約をお勧めします。)
■営業時間:10:30~18:00(9月以降17:00まで)
■アクセス:JR大湊線下北駅から車で約1時間20分
【願掛岩】
■住所:佐井村大字佐井字矢越
■お問い合わせ:TEL0175-38-2111(佐井村役場)
■アクセス:JR大湊線下北駅から車で約1時間40分
【青森県観光物産館アスパム】
■住所:青森市安方1-1-40
■お問い合わせ:TEL017-735-5311(公益社団法人青森県観光連盟)
■アクセス:JR青森駅から徒歩で約10分
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。