夏祭り真っ盛りの熱気あふれる中、黒石市の紅葉の名所「中野もみじ山」では、8月1日から12日までの期間限定で、美しい景観と涼、美味しい食を同時に楽しむことができる納涼床が行われています。
中野もみじ山は、弘前藩主の津軽寧親が1802年に京都から百種類ほどのカエデの苗を取り寄せて移植したことから京都の嵐山に対して「小嵐山」と呼ばれている県内随一のもみじの景勝地です。
見事な景色はもちろんのこと、藩政時代から京都と縁があったことや、アクセスが良い条件などを生かして、今年の夏から京都の鴨川を参考に納涼床をスタートさせました。
昼と夜の2部で構成されていますが、私は「光のファンタジー」のライトショーが楽しめる夜の部に行ってきました。
中野神社の鳥居をくぐり、階段を下りていくと、渓流の涼しげな音が聞こえ、見事がカエデの木、納涼床が目に入ってきます。
川岸に設けられた納涼床の高さは2メートル程度で、階段を上がっていくと、目の前には不動の滝と渓流、左手には朱色の橋の見事な景色が広がっていました。
着席すると、早速、本日の料理が運ばれてきました。
料理は、地元の名店である8店舗の料理長が、日替わりで自慢の腕をふるったものが提供され、この日は、老舗割烹「富士見館」(加賀谷板長)でした。
メニューは、
1 お 造 り
アワビ、鯛、鮃、金目鯛、ウニ
2 煮 物
身欠き鰊、揚げそば麩、いんげん、白髪ネギ
3 揚 げ 物
エビとずんだの磯辺アーモンド揚げ、ししとう、レモン添え
4 寄 せ 物
海鮮ゼリー(エビ、シャコ、蟹、ズッキーニ、冬瓜、ジュンサイ)、パプリカ、セルフィーユ、荒目昆布
5 色とりどり
つぼ鯛粕漬け、だし巻き玉子、鮫なます、みず、青パパイヤとツナの生春巻き、ベーコンとホタテの素揚げ、ズッキーニ射込みサーモン
6 焼 き 物
活鰻の蒲焼き、はじかみ、高菜漬
7 色とりどり
子持ち昆布、ゆば、イクラ、刻みわさび添え、鮭寿司、山菜寿司、トマト寒、沢ガニ、ホヤ塩辛、みず、子持ちイカ煮、くじらベーコン、エシャレット生ハム巻き、焼きネギ巻き、そうめんカボチャ、黄味酢、からし味噌酢
8 そ ば
わかめそば
9 飯 物
俵むすび
料理に使われていた食材は、どれもしっかりしていて、味付けも上品で、しかもボリュームたっぷりでしたが、美味しかったので思わず完食してしまいました。特に、活うなぎの蒲焼きは最高でした。
中野もみじ山に到着した18時頃は、まだ昼と同じくらいの明るさでしたが、食事をしていると辺りは段々と暗くなり、19時頃にはライトアップも始まり、幻想的な雰囲気の中で、青森の真夏のひとときを楽しむことができました。
by さっちゃん
場 所:中野もみじ山(黒石市南中野字不動舘27)
東北道黒石ICから国道102号経由6km、弘南鉄道黒石駅からバスで30分
期 間:平成24年8月1日~12日(要予約)
時 間:昼の部 12:00~14:00、夜の部 18:00~20:00
※夜・昼ともに各20名限定
料 金:昼の部 3,000円、夜の部 5,000円
問い合わせ 黒石商工会議所 0172-52-4316(月~金 8:30~17:00)
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