この写真はオブジェ?照明それとも楽器?実はBUNACO(ブナコ)のスピーカーです。
BUNACOは、ブナの木を厚さ1mmのテープ状にスライスし、隙間ができないようにコイル状に巻き上げ、立体に成型する技術で、照明や食器類などに商品化されています。
そのデザイン性の高さから数々のデザイン賞に輝くとともに、北海道洞爺湖サミットの際には、各国首脳のお土産品にトレイが採用、さらには英国の博物館に永久収蔵品とされるなど、世界的に評価が高まっている青森県を代表する工芸品です。
このBUNACOから昨年10月にデビューしたのがスピーカー「Faggio」(イタリア語でブナのこと)
このスピーカーの特徴は、丸みを帯びた美しい形状。そして、ブナコ特有の微妙な段差を活かすことでスピーカー内部で余計な雑音が取り除かれ、生まれたままの音を再現できたということです。
弘前市内にあるBUNACOのショールーム「BLESS」内に普段展示されているのは直径30cmのスピーカーですが、今回フラッグシップモデルとして直径40cmのスピーカーが完成したということだったので、お気に入りのジャズのCD(ロンカーターがベースだけを使って演奏したバッハの楽曲)を持参し、特別に拝聴させていただきました。
その音色は私の家や車のスピーカーで聞いているのとは別物で、まるでブナの森の中にいるようなすがすがしく、そして自然にあるがままの音が、スピーカーのどこからともなく聞こえてくるようで、何とも言えない不思議な気持ちになりました。
このFaggioのフラッグシップモデル(直径40cm)の初のお披露目が、10月19日~22日まで弘前市立百石町展示館で開催される「津軽伝統工芸・クラフト展示会」となります。是非お気に入りのCDを持参してスピーカーの魅力を体感してみてはいかがですか?この展示会では、弘前工芸協会会員の津軽塗やこぎん刺し、あけび蔓細工などの作品の展示・販売も行われます。
by さっちゃん
津軽伝統工芸・クラフト展示会
日 時:平成24年10月19日(金)~22日(月)
10:00~19:00(最終日は17:00まで)
場 所:弘前市立百石町展示館
弘前市大字百石町3-2 TEL0172-31-7600
お問合せ:青森県中南地域県民局 0172-32-2407
津軽伝統工芸・クラフト展示会に関するホームページ
BUNACOスピーカーホームページ
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