こんにちは。食いしん坊ひっさです。
今回ご紹介したいお店は、食事処とんかつ「しげ作」です。
こちらのお店のとんかつは、お肉の鮮度や揚げ方にこだわっており、揚げたてとんかつは、お肉の断面がうっすらピンク色で柔らかくとってもジューシーで、しかも衣はサクッと香ばしく油っこさが全く感じられない最高の逸品です。
また、ここのカツサンドも絶品で有名です。
しげ作のとんかつとカツサンドの魅力は、以前にまるごとブログで詳しく紹介してありますのでそちらもご覧ください。
http://www.marugotoaomori.jp/blog/2011/06/12359.html
今回は、しげ作の店主 鳴海茂さんが作るスパイシーでボリューム満点な本格派の麻婆豆腐を紹介します。
とんかつ屋さんで麻婆豆腐がメニューにあるとは少し意外に思われるかもしれませんが、実は店主の茂さんはかつて東京の中華料理店で腕を振るっていました。
そんな経験を大事にしたいことから、昭和55年に弘前で「しげ作」の暖簾でお店を構えた当時から、とんかつをメインとしながらも麻婆豆腐もメニューにのせていたそうです。

店内の黒板にはとんかつ以外のメニューが書かれてあり、麻婆豆腐の価格は1,000円。創業当時から現在までずっと同じ価格とのこと。創業当時はかなり高級なメニューであったことでしょう。
店主の茂さんが作る麻婆豆腐にはおいしくなる秘密があります。
麻婆豆腐に入れるお肉は、ひき肉ではなく、ブロックの豚肉からカットしたばかりのロース肉を使います。とんかつ屋さんならではのこだわりですね。


細かく刻まれたロース肉はニンニクなど一緒に強火で一気に炒めます。美味しくするためのポイントは、麻婆ソースの焼き加減など長年の経験による茂さん流のこだわりがたくさんあります。
また、メインの具である豆腐は、木綿豆腐ではなく絹ごし豆腐を使います。しかも1丁まるごと使うので、食いしん坊ひっさにとってはうれしい限りです。

絹ごし豆腐は柔らかいので、お豆腐の形を壊さないよう麻婆タレと絡ませるためには、プロの技術とセンスが光ります。
大皿に盛られた麻婆豆腐は、1人で食べるにはちょっと多すぎる量です。

しかしスパイシーな辛さと肉汁などのコクのある旨みが食欲をそそるとともに、ソースに絡まった絹ごし豆腐もプルプルと柔らかいのでツルツルッといくらでも食べられます。
私が額から汗にじませながら麻婆豆腐定食を食べ終えようとしたとき、奥さんの美樹さんが「ご飯をもう少しあげるから、麻婆豆腐のお皿にご飯を入れてタレと混ぜて食べてみて。美味しいよ~」と、私にとってはたまらなく嬉しいお言葉。

食いしん坊ひっさは、こんな食べ方がしたかったんですよ!最後のいちばん美味しいところまで根こそぎいただくことができて大満足です。
最後に、麻婆豆腐を注文するときのアドバイスです。
店主の茂さんから「辛さはどのくらいにする?」と聞かれますが、「普通の辛さ」と言うよりは、「ちょっと辛め」とか「かなり辛く」と言ってくれた方が、茂さんは作り甲斐があって嬉しいようです(笑)
<今回のオーダー>
・麻婆豆腐 1,000円
・定食セット 350円(ご飯、みそ汁、小鉢)
おまけ・・・
弘前のソウルフード「イガメンチ」(450円)も絶品!


しげ作流イガメンチの食べ方。イガメンチにしげ作特製唐辛子をたっぷりかけて食べます。
是非、お試しあれ。
by ひっさ
【食事処とんかつ しげ作】
■青森県弘前市桶屋町65
■電 話 0172-32-8955
■営業時間 11:30~14:00、18:00~25:00