紅葉が見頃を迎えている十和田湖に、特産の「ひめます」が遡上中です!
「ひめます」は、「ひめ(姫)」の名にふさわしく姿が美しく、成熟すると体側後方が赤く変化し婚姻色となります。
現在、遡上中の「ひめます」は、十和田湖増殖漁業協同組合が資源管理のために放流した稚魚が3~4年かけて成熟し、戻ってきたものです。放流した場所に、また戻ってこようとする回帰性は、本当に神秘的ですね!
とてもデリケートな「ひめます」は、網で丁寧に水揚げされた後、素早くふ化場に運ばれ、採卵・加精作業で受精卵をふ化させ、一定の大きさになったものが再び十和田湖に放流されます。
そもそも、「ひめます」は紅鮭の陸封型(紅鮭が湖で生活しているうちに海に下ることができなくなり湖で一生を過ごすこととなった)の美味しい魚ですが、
その1 十和田湖は標高400m、深度300mの地形から年間を通じて水温が冷たい
その2 十和田湖には八甲田のブナの森が作りだした綺麗な水が流れ込んでいるなどの理由もあって、生育している「ひめます」は年間を通じて身が締まって、臭みがありません。そんな美味しくて新鮮な「ひめます」の食べ方のなかでも特におすすめなのは刺身。十和田湖増殖漁業協同組合長によれば、特に今の時期が美味しいそうです。
提供先などは、あおもり食のエリア「十和田湖産ヒメマス料理」http://www.umai-aomori.jp/eatarea/14.phtmlを参考にしてください。
さらに、十和田湖産の「ひめます」を食す絶好の機会「十和田湖ひめます祭り」が11月10日(土)、11日(日)に十和田湖の休屋で開催されます。
会場では、ひめます汁の振舞いをはじめ、ひめますの塩焼き、加工品等が販売されるので、是非、この機会に十和田湖の旬を味わってみてはいかがですか?
● 開 催 日 時 平成24年11月10日(土)、11日(日) 10:00~15:00
● 会 場 十和田湖畔休屋 桟橋前広場(十和田湖遊覧船ターミナル前)
「十和田湖ひめます祭り」に関する詳細情報
ホームページ http://www.towadako.or.jp/archive/?c=kanko&id=66
by さっちゃん
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。