八甲田山も雪帽子をかぶり、冬の足音がヒタヒタと聞こえる季節、
街歩きもそろそろ厳しいかなと思いながらも、五所川原・金木地区へ。
三味線会館の裏手のお菓子屋さんへ向かいます。
キーファルンバウム、松しまの看板が。
お目当ては、斜陽館のレンガ。
リンゴの生キャラメルがサンドされた焼き菓子です。
本物の斜陽館を模したパッケージも素敵。
なぜ和菓子と洋菓子、両方やっているのですかとお聞きしたら、
もともとは和菓子店だけど、息子さんがヨーロッパで修行したパティシエだから
キーファルンバウムの看板も掲げているとのこと。
「ヨーロッパで修行・・・キーファルンバウム・・・青森市にも同名の洋菓子店があるけど」とお聞きしたところ、ここは青森のパティシエのご実家だそうです。なるほど。
和菓子コーナーをのぞくと、奴最中という巨大なお菓子が。
しかも250円と安い!
直径12cmもあり、中は白あん、こしあん、ゴマ、うぐいす(白あんに抹茶)の4色とのこと。
食べてみると、皮はサクッと軽く、アンはしっとりしているけれど甘すぎず、
甘味好きなら12cmも一気にいけるかもしれません。
地元の方は仏壇に供えることが多いそうです。
確かに、仏様も喜びそうです(子どもも喜びそうですが)。
金木地区には、外崎菓子店のバナナボートという「大きい、うまい、安い」の三拍子そろったお菓子がありますが、普段使いのお菓子が高スペックで、太宰の町の奥深さを感じた秋でした。
ところで、小湊では人生初の野生リスに会いましたが、
金木では、「ほっかむりした鳩」に遭遇しました。
鳩のほっかむりも、人生初です。
by Hana
■松しま菓子司
TEL 0173-52-2253
青森県五所川原市金木町朝日山447-3
営業時間 8:00~20:00
定休日 無休
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。