12月に入り、青森はいよいよ冬将軍見参といった時期を迎えました。
「あ~、また長い冬がやってくるよぉ」と少しブルーになっている私に朗報が!
星野リゾート「青森屋」で、青森らしい冬を満喫する新しい企画を体験できると聞き、早速行ってきました。
「青森屋」自慢の露天風呂「浮湯」は、広い池の中に張り出していて、まるで水の上に浮いているような開放感が味わえます。
今回の企画は、露天風呂の「浮湯」を囲む池に勇壮なねぶた灯籠を浮かべてしまうという斬新なアイディア。
今年の青森屋の冬の目玉としてスタッフが考えたそうです。

ねぶた灯籠は、2012年12月1日(木)を皮切りに、2013年3月31日(日)まで毎晩17時に出陣します。露天の浮湯に浸かりながら、湯気の中でゆらゆらと揺れるねぶた灯籠を見ていると、時が経つのを忘れてしまいそうなくらい幻想的です。すっかり長湯をしてしてのぼせちゃいました。
ねぶた灯籠は、ねぶた師の竹浪比呂央氏が製作したもので、幅3.6m、高さ2.3mと決してねぶたとしては大きいとは言えない灯籠なのですが、水面に映るねぶた灯籠の明かりも相まって、実物以上の大きさに見えてとても迫力があります。
ねぶた灯籠の題材は「鍾馗(しょうき)」。中国で広く信仰された厄除けの神をモチーフにしており、「温泉にゆっくり浸かっていただき、明日からの健康を養って欲しい。」という竹浪さんのお客様への温かい思いが込められています。
今回、竹浪さんにとっても、屋外の池の上に浮かべ展示するねぶた灯籠を製作することは初めての試みだったそうで、紙の材質や顔料を選ぶところから、紙の張り方、さらには電球(LED)ソケットに至るまで、全てを防水施工にするため様々な工夫を凝らしたそうです。
雪がしんしんと降る中で浮かび上がるねぶた灯籠はさぞかし美しいことでしょう。
素っ裸で露天風呂に入りながら、ねぶたを堪能できるなんて、今までにはなかった青森ならではの新たな極上のひとときだと感じました。
そして、私にとってのもう一つの極上が、「旬感・丼感・のっつどん」です。
青森県産の旬の食材をふんだんに使用し、1ヶ月ごとに移り変わる旬を感じることができる丼ぶりが食べられます。

12月は、下北産「ひっぱりダコ三色丼」!
今の時期は、タコは産卵前で身が大きく、特に下北のタコは津軽海峡の荒波に揉まれ身はしまっています。刺身・漬け・唐揚げと、食いしん坊ひっさは大満足!
来月1月は、三沢産「ほっき丼」の予定。ほっき大好き!
そして2月は、陸奥湾産「ホタテ三変化丼」らしい。ほたての三変化?とても気になる。
青森のビッグな魅力である「温泉」、「ねぶた」、「旬の食材」。
これら青森の魅力を凝縮させてオブラートにくるんだような青森屋さんの今年の企画「ねぶり流し灯籠とのっつどん」に心から感謝します!
青森の新しい冬の魅力を見つけちゃいました。
来月も、また行きま~す。毎月恒例の旅になりそうです。
by ひっさ
<星野リゾート 青森屋>
〒033-8688 青森県三沢市古間木山56
電話番号:0176-51-2121