昨年10月、弘前の土手町に「パティスリー ル・ブルジョン」というパリの街角を思わせるようなとっても素敵なお店がオープンしました。
オーナーでパティシエの下山さんはフランスに渡って伝統菓子を学び、帰国後はフランス西南部の伝統菓子「ガトーピレネー(薪型バウムクーヘン)を日本に初めて紹介した東京の名店「オーボンヴュータン」で修業していたそうです。
ここのお店のいちおしは、「オーボンヴュータン」仕込みの「ガトーピレネー」。ピレネー山脈やクリスマスのモミの木をイメージさせるこのお菓子は、バームクーヘンの原型といわれていて、元々は薪に少しずつ生地を垂らしながら、暖炉の前で回転させて焼き上げていたようです。ここのお店では、暖炉は使ってはいないものの、一層一層丁寧に焼き上げるのにとても手間暇がかかるので予約販売となっています。
横にナイフを入れてみたら、断面はやはりバームクーヘンです。保存料などは一切使用せず、厳選した原材料で作られた「ル・ブルジョン」の「ガトーピレネー」は、レモンの風味がとても豊かでシンプルな味わい。個人的にはストレートの紅茶との相性がとても良いなあと思いました。
ガトーピレネー以外にも、なかなかお目にかかれないような焼き菓子やショートケーキがたくさん並んでいます。卵、砂糖、小麦粉、バターは最高級のものを使っているのはもちろん、特にアーモンドパウダーは、自前で所有しているイタリア製のアーモンドローラーで、お菓子の材料として使う直前にパウダーにしているので風味が抜群です。焼き菓子の焼き加減も絶妙でした。
次に来店した時は、ショートケーキを購入してみたいです。
by さっちゃん
<パティスリー ル・ブルジョン>
住 所 弘前市土手町77-1
電 話 0172-55-8575
営業時間 10:00~19:00
定 休 日 水曜日
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