先週末の午後、青森市内の新町商店街を散策し、「サクラサク 春のイルミネーション」初日ということで、青森県観光物産館アスパムに行ってきました。
館内1Fエントランスホールでは3歳の誕生日を迎えたばかりの「いくべえ」が散歩(出迎え)をし、フロアー正面にグリーンとピンクのライトを中心に7色4万球のLED電球で装飾したイルミネーションが設置されていました。
ところが、チラシの絵は、桜が満開でピンク一色なのに、実物は裸の木が3本立ちその周りにイルミネーションが施されているだけなので不思議に思って事情を聞いてみると、中央のシンボルツリーは、ヤマザクラ、ヤエザクラ、ソメイヨシノの3種の桜の原木で、これから暖かくなるに従って、芽が出て、つぼみが膨らんだり、花が咲きはじめていくとのこと。
少しずつ春が訪れる様子を楽しみながら、イルミネーションも完成に近づいていくようで、サクラの開花が気になります。
ところで、アスパムといえば、青森県の観光・物産の拠点施設としてだけではなく、特徴的な三角形の外観に加え、夜はブルーとグリーンのカクテルライトで交互にライトアップされ、夜の景観の代表的スポットにもなっていますが、今回は、アスパムを管理運営する公益社団法人青森県観光連盟から写真提供をいただき、その輝きの歴史(イルミネーションイベント)を辿ってみました。
まずは、一年前に開催された「ひかりの森」(平成24年2月3日~12日)。
西側駐車場を会場として、5メートルのモニュメントタワーを中心に、森をテーマに「イルミネーション」と「雪のオブジェ」がひとつになり、冬の夜の賑い空間が創出されました。13F展望台からの眺めも抜群で、眼下に描かれたいくべえのイラストも人気でした。
第二弾は「絆の塔」(平成24年3月3日~11日)で、「東日本大震災」から1年を迎え、一日も早い東北地方復興の願いを込めて「夢と希望」をテーマに開催されました。
第三弾は、東北新幹線開業30周年を記念し、本県初の屋内イルミネーションイベントとして、2Fホールを会場に開催された「美四季(うつくしき)・青い森」(平成24年6月23日~7月22日)です。
春は桜並木や菜の花の丘、夏は白神山地のマザーツリーや奥入瀬渓流と滝、秋はりんごの森、冬は樹氷など、青森の四季のイメージが表現され、7月には、七夕にちなんで流れる星空をイメージした「天の川バージョン」も出現し話題となりました。
第四弾の「光の散歩道」(平成25年1月1日~27日)は、東北新幹線八戸開業10周年記念として、西側駐車場を会場に開催され、桜並木、菜の花畑、十和田湖、りんごの森など青森の自然の美しさが雪のオブジェとともに表現されました。
毎回趣向を凝らし、表現のバリエーションも華やかさを増すアスパム光のアートですが、今回の「サクラサク 春のイルミネーション」では、三本の桜それぞれの魅力を味わいながら花見ができる日が楽しみです。
雪解けとともに桜前線が北上する中、アスパムで一足早く春を感じてみませんか。
by あぷよ
【サクラサク春の花イルミネーション】
・日時:平成25年3月9日(土)~31日(日)9:00~20:00
・会場:青森県観光物産館アスパム1階エントランスホール
青森市安方1丁目1番40号
・TEL:017-735-5311
・HP:www.aomori-kanko.or.jp
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