こんにちは、て~お~です。
今回は9年1,600回を超すまるごと青森ブログの歴史でなぜかまだとありげたことのなかった小泊地区に行ってみました。旧小泊村が中里町と合併して、現在は中泊町となっています。
ちなみに青森県には泊という地名もありますが、泊地区は太平洋側の六ヶ所村にあります。
旧小泊村は太宰治が幼少時に子守りをしてもらっていた越野タケさんが嫁いだ村です。
太宰が津軽半島を旅する紀行文的な小説「津軽」のクライマックスでは、小泊村を訪ねた太宰がタケさんと30年ぶりの感動の再会を果たしており、村にはこれを記念した像と記念館が建設されています。
太宰は作品中で「私はこの時、生まれてはじめて心の平和を体験したと言ってもよい。」と記しています。
太宰のすごくほっとした表情とタケさんの凛とした表情が印象的な像ですね。
記念館では、太宰が小説「津軽」でたどった足どりや二人の思い出の品の展示があり、また、映像音声コーナーでは、タケさんの声や骨格から類推した太宰の合成音声などを聞くことができます。
次も像の話題です。
秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を求めに日本に来たとされる徐福については、日本各地にいわゆる徐福伝説がありますが、その最北の地が小泊村です。
徐福像は平成14年に中国産の白御影石を使用し、中国で製作されました。
意外なことに原画制作者はねぶた師の竹浪比呂央さんです。
この徐福像のほど近くにあるのがライオン岩です。
獅子が寝そべっているように見えるのでこの名前がつけられています。
日本海の荒波に対峙し、何か思案しているような表情。
何を思っているのでしょう。
「腹減った」でしょうか。
それは私です。
ということで、青森たび歩きの達人に掲載されている食事処味仙で昼食を。
私はミックスフライ定食を。ミックスフライに焼き魚、肉野菜炒め、おまけに小鉢までついているというお得さ。
相棒はたび歩きの達人に敬意を表し、味噌カツ定食。
両方ボリューム満点だし、おいしかったですよ。「リピーター多し」の記述も納得。
<食事処味仙(みせん)>
住所:中泊町小泊字小泊278-1
電話:0173-64-2854
営業:11:00~14:00、17:00~23:00
定休:日曜
はからずも、美味しいものをいっぱい食べて、心の平和を得てしまった私でした。
今回は車で行きましたが、昔に比べて、だいぶ道路がよくなったので、青森市から小泊まで1時間半かからないくらいで着きました。
次はどこをたび歩きしようかな。
byて~お~
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。