弘前の桜に魅せられた写真家「景山正夫写真展」
弘前の桜に魅せられて、弘前市に家まで借りてしまった(!)
写真家・景山正夫さん。
来週4月30日(火)から弘前市の百石町展示館で
これまで撮りためた、数え切れないほどの弘前の桜の写真の中から
厳選した約40枚の写真展を開催されると聞き、
さっそくお話を聞いてきました。
というか、家を借りてしまうほどの弘前の桜の魅力とは!?
を、聞いてみたかったんです。
弘前の家から自転車できてくれた景山さん。
すっかり弘前市の住人のようです。
かかえてきてくれた数々の写真は、
思っていた以上に、芸術的で、あつい想いの詰まったものでした。
景山さんのお話で、o-rinが強く感銘を受けたこと。
それは、
1.景山さんの桜の写真は浮世絵を参考とした日本画の構図であり、印刷紙には和紙を使用。
景山さんの写真は、どれも「写真」というよりも、「描いた絵」。
私自身も、最初、目にしたときに
「これ、写真ですか?」と聞いてしまいました。
彩度を調整して部分的に色を濃く鮮やかに調整したりと
絵を描くように写真を撮っているんです。
それを和紙に印刷することで、
「自然」な質感、色合になる。
まさに「表現」の一手段なんです。
2.弘前の桜は、朝・昼・夜、四季を通して違う美しさがある。
満開の桜だけではなく、フレッシュな新緑、物寂しい紅葉、
樹の状態がはっきり分かる枯枝にも魅せられた景山さん。
人出の多い昼は、桜の樹も疲れているように感じ、
そういうときは夜の方が桜の樹は輝いているそう。
そんな姿が、景山さんの写真にはしっかりと写し出されています。
景山さんご自身、最初は桜に、もの寂しいマイナスのイメージを抱いていたのですが、
写真を撮り進めるにつれ、強い生命力に圧倒され、
その魅力にのめりこんでいったといいます。
そして最後に、1番聞きたかった、「弘前の桜の魅力とは?」
それは、
「りんごの剪定技術を応用した桜の手入れがすばらしく、
花のつき方、ボリューム、花びら1枚とってもすばらしい美しさ。
そして、それを実現させている樹木医はじめ、
係わる「人」のすばらしさにほれ込んだんです。」
景山さん、ありがとうございます!
これからも、弘前の桜の多彩な素顔を撮り続けて下さいね。
↓こちら、今日の弘前城の桜です。
そして、会場の百石町展示館では、
「特定非営利法人harappa」が営業するカフェ「コトリcafe」がプレオープン中です。
5月6日までのプレオープンのあと、5月24日にグランドオープンします。
日曜日しか空いていない幻のパン屋さん「yashimaya」のオリジナル胚芽パンを使った
マッシュポテトサンド、ヘルシーで素朴な味がo-rin好みでした☆
弘前さくらまつりにお越しの際には、1年を通した多彩な弘前のさくらを
ぜひ、こちらでもお楽しみください♪
by o-rin
<景山正夫写真展~弘前城 悠久の桜~>
■期間:平成25年4月30日(火)~5月4日(土)
10.00~19:00
※初日は正午から、最終日は午後6時まで
■場所:弘前市立百石町展示館(弘前市百石町3-2)
<コトリcafe>
■営業時間:11:00~19:00
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