そんな想いを抱いて、アスパム近くにあるCOFFEE COLORS青森ベイブリッジ店にやって来ました。
コーヒーのテイストをフルーツに例え、ワインのように評価し楽しむという「サードウェーブ」の概念を先取りし、2008年7月のオープンから、ロースター&バリスタが本当においしいコーヒーを提供するカフェとして、コーヒー好きの市民には有名なお店です。
オーナーの木村さんは、「良いコーヒーの条件は、『生豆の品質』『確かな焙煎技術』『ストイックな鮮度管理』の3つだけ」と語ります。
この短い言葉の背景に何が隠されているのか、ちょっとだけご紹介します。
1 生豆の品質
原産地の農園、品種、栽培方法まで提案し、徹底して良い品質の豆を生産してもらい、良い品質の豆を購入することで、おいしいコーヒーの第一歩が確保されます。
良いモノを適正価格で買う「フェアトレード」の概念を実行し、産地の農業文化と消費地のカフェカルチャーを結びつけることで持続可能な社会作りをめざす、という考え方に基づいた活動です。
オーナーの木村さんは、長年コーヒー商社に勤務した経歴の持ち主です。今はなかなか産地に行く時間が無いとおっしゃいますが、良い豆の入手にはかなりのこだわりがあるようです。
2 確かな焙煎技術
高品質の豆の持ち味を引き出すためには、焙煎がとても重要だそうです。
COFFEE COLORSの焙煎機はディードリッヒ。良質の豆は排気臭を嫌うため、強制排気し、遠赤外線で炊きあげます。この店では、確かな技術を持つロースターが、毎日6~7時間、注文を受けてから豆を焙煎しており、遠方から注文されるお客様も多いようです。
3 ストイックな鮮度管理
コーヒー豆の風味は、焙煎後、時間とともに変化していきます。
私がいただいたタンザニア(本日のオススメ)は、焙煎後1週間くらいで酸味が少なくなり、コクが出て、旨味が増すということでした。毎日同じ豆でいれて、風味の変化を楽しむのも良いかもしれません。
一般的には、焙煎後3日~2週間が最適で、3週間を過ぎると酸化が始まると言われているそうです。ここでは、徹底した鮮度管理が行われています。
そして、バリスタが1杯ずつペーパードリップでいれてくれるコーヒーは、
香り高く、かすかに甘みも感じられ、一口ごとに至福の時を与えてくれます。
更にうれしいことに、このお店では2杯目が150円でいただけます。
今日の2杯目は、ブラジル。「軽やかな苦みと甘い後味が特徴」とメニューに書いてあるとおり、
とても飲みやすいものでした。
COFFEE COLORSは、ロースターズカフェのベイブリッジ店の他に、ベーカリーカフェの新町八甲通り店があります。
手作りのスコーンやパスタランチなども人気で、ランチ時には女子で一杯になりますが、ねらい目は平日7:30からのモーニング。美味しいコーヒーで爽やかな朝のスタートを切りたい時には最適です。
5月の連休が終わり、青森市アスパム周辺では、夏に向けてねぶた小屋の設置工事が進められています。
今日は豪華客船が新中央埠頭に接岸しており、青空の下、港町ムードも満点です。
もう少し温かくなってくれればと思うのは、わがままでしょうかねぇ。
by Hana
◆COFFEE COLORS青森ベイブリッジ店
青森市安方2-12-2
電話 017-752-6251
◆COFFEE COLORS新町八甲通り店
青森市新町2-2-21
電話 017-777-0788
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。