今年、三陸復興国立公園として指定される、種差海岸をトレッキングしてきました。
今回は蕪島から中須賀までの中級コースです。アップダウンがきつく、散策路もまだ整備途中ですが、
より自然と昔のままの種差海岸を感じることができるおすすめコースです。
スタート地点の蕪島でうみねこの歓迎です。人を怖がらないうみねこ、逆に人間が怖がるかもしれません。
うみねこの楽園。うみねこの鳴き声とフンの洗礼がありますが、傘が備え付けてあるので、安心ですよ。
今はたまごを暖めている時期でした。もう少ししたら、うみねこの子育てと可愛い雛が見られますね。
たとえ、フンが付いてもとしてもご安心を、運が付きます。蕪島神社から弁財天のお使いのうみねこから幸運を授かったという「会運証明書」がもらえますよ。
海岸の岩場にふのりがびっしり、海草を収穫している人がたくさんいました。ふのりの味噌汁が食べたくなります。
ところどころ、舟小屋があり、その間を抜けて進む情緒ある散策路で、漁師さん達の日常を見ることができます。とても気さくな漁師さん達で、種差海岸の漁のことを楽しく語ってくれます
爽やかな海風と潮騒を感じながら歩いていると、アップダウンが多いのにもかかわらず、不思議と心拍数が上がらないことに気がつきました。また、心のざわめきも消えてしまいます。
海抜0メートル地点の高山植物。
種差海岸は、海から吹く冷たいやませの影響で、高山植物が自生しているとてもめずらしい場所です。
旧日本軍のレーダー基地の跡地、葦毛崎展望台に着きました。ここから先は、遊歩道が続き、お年寄りと小さい子供でも楽にトレッキングが楽しめます。
先に広がるのは大須賀浜。フランスのノルマンディー海岸のような異国的風景です。
磯の香りでお腹もすいたので、大須賀浜の踏破は次回に取っておきます。
とんでもないところに建っている食事処「小舟渡」でいただきます。台風や津波で何度も波にさらわれ、その度に復活してきた、種差海岸の絶景の一部となっているところです。
磯ラーメン。
種差海岸の磯の香りが濃厚に広がり、ウニとムール貝の優しいだしの甘さとふのりとツノマタの海草のシャキシャキ感が、トレッキングの疲れを心地よいものに変えてくれます。
ほやおにぎり。
香ばしい炊き込みご飯の醤油の風味にほやの磯の甘さが絶妙なアクセントを与えてます、旨い(^^)
種差海岸は、白神山地や十和田湖とはまた違う癒し効果を持つ、青森県の最上の自然遺産の一つでした。
by kogao
観光のご案内
八戸市まちづくり文化スポーツ観光部観光課
電話 0178-46-4040
海席料理処 小舟渡
住所 八戸市鮫町小舟渡10
電話 0178-33-3824
昼 11:00~15:00
夜 17:00~20:00
定休日 月曜日
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。