5月10日の「春の種差海岸トレッキング」に続いて、今回は「春の種差海岸サイクリング」をご紹介します!
今回サイクリングで使用する自転車は、八戸市が4月26日からレンタルを開始した「GPS機能付き音声ナビ端末『ナビチャリ』を搭載した電動アシスト自転車」、(勝手に)略して「ナビチャリ」です。
ナビチャリは、「八戸シーガルビューホテル」と「種差観光協会」で借りることができ、自家用車じゃなくても、シーガルビューホテルへはJR鮫駅からワンコイン(100円)バスで約7分、種差観光協会へはJR種差海岸駅やワンコインバスの種差海岸通りバス停から徒歩で行くことができます。
そしてこのナビチャリは、”骨伝導ヘッドフォン”を使用している優れもので、周囲の音を聞きながら運転できるのでとても安全なんです。
ナビチャリの説明はこのぐらいにして、早速サイクリング開始です!
シーガルビューホテルをスタートしてまず訪れたのが、ホテル近くにある日本の灯台50選に選ばれている「鮫角(さめかど)灯台」。
ナビチャリの目的地には設定されていませんが、ここも国立公園になるということで足を伸ばしてみました。
あいにくこの日は平日だったため一般開放はお休みでしたが、10月27日までの土・日・祝日は見学料無料で一般開放をしているそうです。
海面から約58mの高さから見る種差海岸はまた違った景色に見えるんでしょうね。残念!
さて、いよいよここからナビチャリの使用です!
最初の目的地を「蕪島」に設定すると、「チョクシンシテクダサイ(直進してください)」と案内が聞こえてきました!
確かにこめかみ部分の骨の振動で音が聞こえてくるじゃありませんか!初体験!
仕組みはよくわかりませんが、とりあえず案内に導かれていざ出発です!
右へ、左へ、直進してくださいと案内され、最初の目的地蕪島に無事到着。
蕪島はこの時はちょうど菜の花が見頃でした。
そしてこれがテレビ朝日「ナニコレ珍百景」に認定された、晴れていても糞を避けるために傘を差している珍百景です。
でも本当に必要なんですよ!
続いて目指したのは、眺望が素晴らしい「葦毛崎(あしげざき)展望台」。
途中こんな上り坂も電動アシスト自転車なので楽ちん楽ちん♪
そしてあっという間に葦毛崎展望台に到着。
青い海、青い空。
思わず深呼吸をしたくなります。
体いっぱい深呼吸をしたあとは次の目的地「白浜海水浴場」へ。
途中、画家 東山魁夷の代表作「道」をスケッチした風景がありました。
標柱を目印にして見てみるとまさにそこには「道」の風景が。
そして頭に浮かんだのが、アントニオ猪木の「道」。
「この道を行けばどうなるものか・・・」
一歩を踏み出したくなる風景ですね。
そして、鳴砂で有名な「大須賀浜(おおすかはま)」を横目に、波の音と潮風を感じながら、目的地「白浜海水浴場」に到着。
到着してすぐ、気持ち良さそうに空を飛んでいる飛行物体を発見!
この空飛ぶ物体の正体は「モーターパラグライダー」と言って、重さ約30kgもあるプロペラの付いたエンジンユニットを背負い、グライダーで風をとらえて自在に空を飛ぶことができるそうです。かっこいい!
もしナビチャリとモーターパラグライダーが一緒になったら・・・。
「GPS機能付き音声ナビ端末「ナビチャリ」とプロペラエンジンユニットを搭載した電動アシスト自転車グライダー」
かっこいい!
なんてくだらない想像はこの辺にしといて、この日気持ちよさそうに飛んでいたのが金田一さん(左)と久田(きゅうでん)さん(右)とそのお仲間。
なんとお二人とも60歳を超えているそうです!かっこいい!
東北各地を飛んでいるそうですが、種差海岸がいちばん気持ちいいとも話していました。
現在、一緒に飛びたい方を募集中とのことですので、興味のある方はこちらの掲示板から連絡をしてみてください。
「奥入瀬フィールド KG・Ban」 「米沢フィールド 連絡事項・情報交換 掲示板」
白浜海水浴場を後にし、いよいよ目指すは「種差天然芝生地」。
芝生地に到着してすぐ目についたのが、無料休憩所と書かれてある「レストハウスたねさし」。
中に入ってみると、県産材で作られた建物は木の匂いが心地よく、潮の匂いとは違う癒され感がありました。
レストハウスたねさしには、種差海岸の海浜植物や高山植物、種差を愛した多くの文人墨客、そして、種差を生涯愛した画家 吉田初三郎の鳥瞰図など、種差に関する情報が数多く展示されています。
そしてその一つ一つを管理人の大澤清彦さんが丁寧に、目を輝かせながら楽しそうに説明してくれたのがとても印象的でした。
途中いろんな方々と話しこんだせいか、貸出時間も残りわずかに!
駆け足で登録目的地3か所(高岩展望所、熊野神社、吉田初三郎の潮観荘跡地)を回り、
貸出場所の種差観光協会にナビチャリを無事返却(乗捨て可)。
そして、サイクリングの後は夕暮れ時の芝生地をゆっくり散歩して、蕪島から約10km・3時間の春の種差海岸サイクリングを締めくくりました。
種差海岸からの帰りは、ワンコインバスやJR(種差海岸駅)を利用することができるのでとても便利ですよ!
今週24日に国立公園に指定される種差海岸は、まさにこれからが見頃です!
ぜひみなさんも波の音、潮風、磯の匂いを感じながらのサイクリングを楽しんでみてください!
by きむにぃ
<GPS機能付き音声ナビ端末「ナビチャリ」を搭載した電動アシスト自転車レンタル情報>
貸出期間 平成25年4月26日~平成25年10月31日までの毎日
9時から17時(最終貸出時間16時)
貸出場所 ○八戸シーガルビューホテル
八戸市鮫町字小舟渡平9-19 TEL:0178-33-3636
○種差観光協会
八戸市鮫町字棚久保14-117 TEL:0178-38-2024
※一方で借りて一方で返却する「乗捨て」可
貸出料金 1時間 200円
2時間 400円
3時間 500円
終日 1,500円
乗捨料金 100円
<種差海岸遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」>
運行期間 平成25年4月1日~平成25年10月31日まで
運行経路 JR鮫駅~JR種差海岸駅(停留所20か所)
運行本数 往復7本
運 賃 均一 大人100円、小人50円
所要時間 片道約27分
お問合せ 八戸市交通部運輸管理課 TEL:0178-25-5141
<鮫角灯台一般開放>
開放期間 平成25年4月27日~平成25年10月27日の土・日・祝日
開放時間 9時~16時
見学料金 無料
お問合せ 八戸市観光課 TEL:0178-46-4040
八戸シーガルビューホテル TEL:0178-33-3636
<レストハウスたねさし>
住 所 八戸市鮫町字中道21-1
電話番号 0178-39-3085
開館時間 10時から17時
定 休 日 月曜日(祝祭日、イベント日の場合は翌日)
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