5月の忙しさから解放されたら6月病になりそうな今日この頃、癒しを求めてイルカを探しに行ってきました。
(この写真は「すりぶる」さん提供)
津軽海峡や陸奥湾では、4月から6月下旬までイルカが多数見られることが知られています。このブログでも、むつ湾フェリーの船上からイルカを見た、というレポートを紹介させていただいたことがあります。今年も、フェリーからイルカを見たという話は、数多く伺っています。
でも、今回行ったのは青森港の中央埠頭。
こんなところでイルカに会えるのか?
中央埠頭は、青森港の中では最も沖合に突き出た場所なので、青森市街やアスパムを海側から見られるビュースポットですが、イルカの目撃情報も多い場所です。
八甲田丸周辺でイルカの観察をしている「イルカ隊」の皆さんも、この場所から発見したことがあるとのこと。期待感満載で海を見つめます。
青い海がまぶしい!八甲田山が美しい!
残念ながら、イルカを発見することはできませんでしたが、気分は爽快です。
次に向かったのは、堤川沿いにある諏訪神社です。
ここは、白いイルカが群れを率いて参詣したという「諏訪のイルカ詣」という伝説がある神社です。
江戸時代、諏訪神社は現在地よりもかなり河口近くにあったので、イルカが見られてもおかしくなかったのでしょう。
社殿の中にイルカのねぶたが奉納されており、昭和40年代制作の古いねぶたもあるとのこと。イルカの絵馬や根付けもありました。
と、ここまで来て、まだイルカに会えていないことに気づきました。
こうなったら、県営浅虫水族館で確実に会うしかありません。
陸奥湾に来るイルカは「カマイルカ」という種類で、体重120kgだと1日に10kgも食べなければならないそうです。津軽海峡や陸奥湾には餌のイワシを求めてやってくると言われています。
水族館のカマイルカ「ラッキー」くん、可愛いですね。
浅虫水族館のイルカショーではカマイルカも2頭が出演しています。
水族館のオープンからここに勤務する工藤さんにすっかり懐いていますね。
今回は、自然のイルカを見つけることはできませんでしたが、夏泊半島の大島沖や野辺地港でも、イルカがよく目撃されているようです。
研究者によると、陸奥湾では、これからの時期の方がよく目撃されるらしいので、ちょくちょく青森港から探してみたいと思っています。
by Hana
浅虫水族館は、今年開館30周年を迎えています。
イルカショーは毎日開催中。
可愛いイルカを間近で見て、楽しい時間を過ごしてみませんか。
◆諏訪神社
青森市栄町1-4-26
tel. 017-741-4848
◆青森県営浅虫水族館
青森市浅虫字馬場山1-25
tel. 017-752-3377
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