ふんわり軽い、大ぶりの天かすを丸く成型した上に、
小さい素干しエビがちょこんと乗ったこちら。
その名も「奥様の料理の友 夢のかき揚げ」。
「夢の」までついちゃってます。しかも、40年以上前からのロングセラー商品。
確かに小さい頃から鍋うどんにトッピングして食べていて、
これが乗っていると贅沢な気分になりました。
私にとっても、まさに「夢の」かき揚げ。
そして、青森県五所川原市の立佞武多の館の裏にある
100年食堂「亀乃屋」の「天中華」にもホタテの貝柱を使ったかき揚げが乗っているように、
o-rin行きつけの津軽のラーメン屋のカウンターにも、
ちょこんと乾燥野菜が乗ったこちらがあります。
これも「かき揚げ」。
これをつゆに十分浸して、天かすの甘味ごとつゆまでいただくのが、もう最高です!
あっさりとした煮干出汁なので全然くどくなくて、ちょっと贅沢な気分になります。
でもよく考えてみると、普通、「かき揚げ」といえば、
具を衣でまとめて油でカラリと揚げたもの。
でも私の知っている「かき揚げ」は、
むしろ申し訳なさそうに具がちょこんと上にトッピングされています。
近所のスーパーにも、県内数箇所のメーカーで製造している同じような「かき揚げ」があります。
そしてどれも100円以下と、「かき揚げ」なのにとってもリーズナブル。
「夢のかき揚げ」を製造している会社の方いわく、
「40年前の製造当初の天ぷらとは違い、ふわっとすぐ溶けるように天かすをまとめた、
奥様にとっては夢のような新しいかき揚げなのでこのネーミングにしました。
当初から変更した点は、真っ赤なベッコウエビから、軽くて香ばしい自然な色の
素干しエビに替えた点のみ。今では9千枚以上を焼き上げる定番のヒット商品になっています。」
製造当初のまま変わらない素朴な「かき揚げ」。
確かに私の行きつけのラーメン屋さんも、古い市場の中にあります。
青森のスーパーでみかけたら、ぜひ鍋焼うどんはもちろん、ラーメンにも
こちらの「かき揚げ」、お試しあれ。
by o-rin
※お問い合わせがありましたので追記します。
<夢のかき揚げ製造者>
■会社名:(株)三福製麺
■住所:黒石市浜町75
■電話:0172-52-3325
<中華そば山田(弘前中央食品市場内ラーメン屋)>
■住所:弘前市土手町85-1
■電話(代表):0172-35-0144
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