2015年に開湯400年を迎える秘湯「薬研温泉」をはじめ、津軽海峡の荒波の中で育てた海峡サーモンやイカ等の美味しい魚介類、北前船の文化が今も残る街並み、天然ヒバ林やヒバを使った魅力的な加工品など、ヒト、モノ、コトの魅力が溢れているむつ市大畑。
その中でも特に注目したいのが、地元にある「大安寺」住職の長岡氏を代表として、町の有志により結成された「イカす大畑カダル団」が運営している「薬研温泉カフェkadar」
薬研温泉の玄関口に位置し、緑の木々に囲まれた環境、コンセプト、トータルデザイン、運営、提供される食べ物のクオリティーともに、県内のカフェの中でもトップクラスだと思います。
店内には、薬研温泉のお湯を引いた足湯スペースや、大畑町で活躍している民芸品づくりの匠の技術をもっと沢山の人に知ってもらうための工房なども併設されています。
私が訪れた時は、大畑町の裂織のグループ「裂織あすなろ」の皆さんが、作品づくりと展示販売を行っていました。訪れたお客様が、工房で裂織づくりを見学したり、世代を超えた交流ができるのもとても魅力的です。
土・日・祝日には、大畑町出身でスペインと大畑を行き来している茂木さんが、地元の食材を使用した本格的なスペイン料理を提供しています。
この日は、パエリアが既に売れ切れになっていましたが、特別に大畑町の天然トリュフを使ったリゾットを提供していただきました。
天然のトリュフが大畑でとれるとは驚きです。
リゾットと言えばイタリアをイメージしますが、皿の周りに添えられているアリオリソース(ニンニク)と一緒にたべることでスペイン風の味わいになります。
ランチには、ガスパチョ、トルティージャ、きのこのサラダも付いて1,200円。
どれもテマヒマをかけた優しい味わいです。
スペインでは、週末に家族や知人が大きなパエリア皿を囲んで団らんする習慣があるようで、「現在はお客様の注文に応じてバラバラに提供しているけど、将来的にはお昼の決まった時間に集合してもらい、みんなでパエリア皿を囲みたい」と抱負を語っていました。
これから紅葉シーズンを迎える薬研温泉、もみじ狩り際に立ち寄ってみてはいかがですか?
by さっちゃん
住 所 青森県むつ市大畑町朝比奈岳1-21
電 話 0175-31-0714
カフェ不在時 080-2042-8337(長岡)
営業時間 午前11時~午後6時(L.O 午後5時30分)
※営業日や営業内容については、
電話またはfacebook「イカす大畑カダル団」 http://www.facebook.com/ohatakadarudanで
事前に御確認ください。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。