と言ったのは、東京都世田谷区の和光小学校2年生のみやがわともたか君。
「荒馬をすると体が浮かんでいるようになってくるよ」
ステキなフレーズですね。
都内の和光小学校(世田谷区)と和光鶴川小学校(町田市)では、教育活動の一環として今別町の郷土芸能「荒馬」を取り上げています。
和光小学校は1984年から、和光鶴川小学校では1993年から荒馬を導入していますから、30年前から荒馬が行われているんですね(びっくり!)
更に、2006年からは、両校の生徒さんが、毎年、本場今別町の荒馬にも参加しているとのこと。
今年8月には、生徒さんと親御さん100人近く(!)が今別町の荒馬合同運行に参加したのだそうです。
これまたびっくりですね。
そんな和光鶴川小学校で、9月22日と23日、今別荒馬保存会を招いた「今別荒馬のつどい」が開催されました。
今別町の荒馬は、開催日が毎年8月4日から7日。
青森ねぶた祭りや八戸三社大祭と同じ時期。
そのため青森県内でも知る人ぞ知る!的なお祭りです。
そんな「荒馬」をどうしてとりあげることになったのでしょう?
その立役者が和光鶴川小学校の園田校長先生です。
園田先生は、関東地区の教職員の勉強会である東京民族舞踊教育研究会(民舞研)に参加されています。
その民舞研が1980年に今別町の荒馬を取材したのだそうです。
これがきっかけとなり、当時、園田先生が勤務していた和光小学校で荒馬が行われることになったのです。
園田先生から聞いた荒馬のお話は、なかなか興味深いものでした。
○荒馬の動きは小さい子供ほど表現しやすい。
子供達は細かい動きを表現することは苦手。
でも、馬とその乗り手になりきることで、荒馬の複雑な動きを感覚的に表現できるようになる。
○荒馬には人のつながりが込められている。
荒馬は二人一組で踊る。
その二人の掛け合いがあり、一人で踊るのとは異なる楽しさがある。
更には、今別の人の魅力が、踊りの魅力になっている。
○荒馬は様々な祭りがジョイントした新しい祭り。
荒馬は、農作業に欠かせない馬、豊穣祈願の虫送り、ねぶた祭りと様々な祭りがジョイントしてできた新しい祭りと聞いた。
そのプロセスはとても魅力的。
なるほど! さすが30年以上もの間、荒馬と向き合ってきた園田先生の言葉には説得力があります。
その言葉どおり、子供達はあれよあれよと踊りをマスターしていきます。
そして本番、まさに体が浮かんでいるよう。
そして子供達の楽しそうな笑顔!
それにしてもこの動き。。。激しい。激しすぎる。
本場の荒馬ではこれを4日間続けるんですよね。。。
全国の我こそはというアラマーの皆さん!
来年の本番に向けて今から体力作り頑張りましょう!
<荒馬まつり>
日程 8月4日~7日
8月4日は、18時から、JR今別駅から今別漁港までの間を今別荒馬、大川平荒馬が合同運行。
<いまべつ秋まつり>
日程 10月20日(日)
会場 青森県今別町河川公園
※今年の今別町の秋祭りにも荒馬が登場します。
<2013青森人の祭典>
日程 11月9日(土)~10(日)
会場 中野区・中野サンプラザ前、四季の森公園
※東京青森県人会のイベントにも荒馬が登場します。
<お問い合わせ>
今別町観光協会(今別町商工会内)
電話0174-35-2014
今別町役場
電話0174-35-2001
和光鶴川小学校
住所〒195-0051 東京都町田市真光寺町1282−1
電話042-736-0036
【追伸】
まるごと青森ブログの過去の荒馬記事はこちらから。
「荒馬の町・今別の天然わかめに夢をのせて」
「全国から若者が集結!今別町の荒馬(あらま)」
by niok
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