皆さん、クアオルトという単語をご存じですか。
クアオルトとはドイツ語で、クア(kur:療養)+オルト(ort:地域)=クアオルト(kurort:療養地、健康保養地)という意味です。ドイツでは治療や保養を目的とした長期滞在が普及しており、300を超す地域がクアオルトとして国から認定されているそうです。
日本でもヘルスツーリズムが注目を集めていますが、山形県のかみのやま温泉、和歌山県の熊野古道、大分県の由布院温泉の3地域が日本版温泉クアオルトとして取組を始めています。
我が青森県においても、先進地に続き、ドイツ式健康ウォーキング、浅虫温泉海山クア(健康)の道として、コース化していこうということで、上山市からクアオルトの第一人者である小関信行氏をお招きして、浅虫温泉でガイドを養成する講義と実地研修が行われました。で、私も参加してきました。
午前中はみっちり2時間講義を受講した後、午後はまず準備運動。

そして、心拍測定や皮膚温度の測定。

上りの途中で心拍数を計測します。自分の限界(最大酸素摂取量)の60%が目標で、これは心拍数でいうと、「160-年齢」だそうです。心拍数がこれより高ければ、ゆっくり歩き、低ければスピードを上げたり、腿を高くあげるなど負荷を増やします。

1時間ほど歩き、行程の頂上陸奥湾展望所に到着。
ずっと森の中を歩いてきたこともあり、開放感がたまりません。皆さん、思わず、「わーっ」と声が出ていました。写真は平内町側、夏泊半島です。

帰りはかなり急な傾斜の下りでした。下りは安全歩行第一に歩きます。

山を下りて、今度は海に行き、はだしになって、砂浜でのウォーキング。最初に海に足を入れた時は、ひやっとした感じでしたが、徐々に慣れてくると心地よい温度になりました。

小関さん曰く、浅虫温泉は里山、海、砂浜、温泉と健康づくりに向けた要素がかなり揃っているそうです。
「浅虫温泉に行って、健康になろう」なんてことになったら、おもしろいかもしれませんね。
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青森商工会議所 地域振興部 観光交流推進課
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