「下北半島にある佐井村の民宿は料理が凄い」という噂は、色々な人から聞いていましたが、そんな中、青森市内にある日本料理店で佐井村出身の店主から「佐井に泊まるんだったら民宿みやの」と勧められ、ちょうど下北方面に行く機会があったので予約をしました。
民宿みやのは、佐井村の観光拠点施設の「アルサス」から車で3分ほどの場所で、昭和55年5月5日に民宿を始めてから今年で30年になるそうです。奥さまと2~3名ほどの従業員が切り盛りしていて、気配りや目配り、おもてなしの心は、民宿というよりも高級旅館のレベル。
いよいよ待望の夕食。1泊2食6000円にも関わらず、地元の食材にとことんこだわり、上品な味付けと品数の多さ(この日は全13品)。大間のマグロをはじめ、もずく(とても歯ごたえと旨みあり)、青つぶ、数の子、小アジのマリネ、ひじきのサラダ、焼き魚など。
揚げ出しナスやトマトの水煮、ふのりのみそ汁など、さっぱり系のものもあって、料理の構成バランスも良かったです。
夕食は、もちろん凄かったのですが、次の日の朝食にも妥協が一切なかったので、むしろ朝食に感動しました。
ご飯の美味しさはもちろんのこと、今まで食べたことのないフカフカでツブツブのたらこ、甘口で旨みたっぷりの紅鮭、地元のテングサで作った自家製ところてん、イカの刺身など。あまりのおかずの美味しさに、前の晩の食べ過ぎを忘れ、ご飯をおかわりしてしまいまいました。
私の泊まった日は平日にもかかわらず、4組10名が宿泊していて、とても賑わっていました。
お部屋は旅館やホテルに比べてシンプルで、温泉はありませんが、1泊2食で6,000円はあり得ないコストパフォーマンスの高さだと思います。
宿泊者の中には、佐井村に温泉はないので、車で15分位の大間町に行っていた人もいました。
冬の美味しい下北半島の魚を存分に食べたい人に是非オススメのお宿です。
併せて、佐井の街歩き(2時間1,000円)と組み合わせることで、より佐井の魅力を楽しむことができます。
byさっちゃん
民宿みやの
佐井村大字佐井字糠森33-4
TEL0175-38-2631
ホームページhttp://minshuku-miyano.com/index.html
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