「こけし」といえば、大きくて、ごつくて、和室などに飾っているのをついついイメージしてしまうのですが、その一方で、若い女性にとっても人気のある小ぶりでとってもキュートな「こけし」の存在も分かってはいました。ただ、そんな可愛い「こけし」をどこの誰が作っていて、それが買える場所をリサーチするまでには至っていませんでした。
そんな中で、今年の9月に青森市古川にオープンしたteco galleryさんで「やまもとゆみ 乙女と旅するこけし」展(会期:2013年11月8日(金)~11月24日(日))のオープニングトークイベント&レセプションパーティーが開催されるとの情報を入手し、参加させていただきました。
ギャラリー内は、やまもとゆみさんの著書「こけし-乙女の玉手箱シリーズ」の内容が立体的に再現されていて、本県の「津軽系こけし」をはじめ、東北各県の様々な産地の「こけし」やグッズが展示、販売されるなど玉手箱の中にいるようです。
やまもとゆみさんがデザインした、とってもモダンなオリジナルのきものと帯も展示されていて、完全オーダーで購入もできるそうです。
東北地方には、産地によって11系統の「こけし」があり、最初はどれがどこの「こけし」か分かりませんでしたが、やまもとゆみさん、コラムニストの山田スイッチさん、津軽こけし館の山田部長によるトーク、その後のレセプションパーティーの「こけし」ファンとの交流、やまもとゆみさんの著書を読んでいるうちに、工人(こけし職人)の特徴や産地なども微妙に分かってきました。
すっかり「こけし」の魅力にはまり、次の日もteco galleryにお邪魔して、やまもとゆみさんやteco galleryの奈良岡さんから「こけし」についてレクチャーしていただきました。そうしているうちに、何だかとっても気になる「こけし」が(トップの写真)。この「こけし」を作っている工人のお名前をお聞きしてみると、阿保金光さん(通称:きんちゃん)という方で、やわらかい色合いや花の模様がとっても可愛らしく、顔も左右対称でないのがゆるくて癒されます。
今回の展覧会は、「こけし」ファンも私のような初心者でも、とっても楽しめる企画となっていますので、是非、この機会に「こけし」の魅力に触れてみませんか? by さっちゃん
こけし-乙女の玉手箱シリーズ-出版記念
「やまもとゆみ 乙女と旅するこけし」展
会期 2013年11月8日(金)~11月24日(日)
時間 11:00~19:00 ※会期中は無休 ※入場無料
場所 teco gallery
青森市古川1丁目14-3 BLACK BOX
TEL 080-3474-0995
http://www.teco-llc.net/
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