今回は、鰺ヶ沢町の温泉宿「水軍の宿」の食事をご案内します。
この宿の自慢は、中世に栄えた安東水軍のもてなし料理を彷彿させる豪快で繊細な料理。
この日料理人が買い付けた鰺ヶ沢漁港で獲れたばかりの魚の中からお客様が好きなものを選び、その場で炭火焼きとしてくれます。
私が選んだのは、黒のストライプがきれいな石鯛。
炭火でじっくりあぶられた石鯛がはじかみをそえられて出てきました。
箸で皮をさくと、ほくほくした白身が飛び出します。
合わせた酒は地元尾崎酒造の「安東水軍」の本醸造辛口。
切り子調のおちょこをぐいっと傾けると、きりりと辛口でキレのよい味わいが、魚の旨味をまた引き出します。
前菜も地元も食材を一品一品丁寧に仕立てたもの。
お刺身も全て鰺ヶ沢漁港でとれた旬の魚で、盛りつけも繊細です。
もちろん、おいしい!
なお、朝食は安東水軍の船から、好きなおかずを選んで食べます。
もちろん地元郷土のおかずばかり。
安東水軍は津軽十三湊を本拠地として栄えたと言われる豪族。
十三湖をのぞむこの一体で勢力をふるっていました。
「水軍の宿」の食事は、その安東水軍の中世を思い起こさせる豪快で繊細な料理でした。
おいしゅうございました♪
by kogao
<鰺ヶ沢温泉 水軍の宿>
青森県西津軽郡鯵ヶ沢町大字舞戸町字下富田26-1
TEL 0173-72-6511
FAX 0173-72-6512
ホームページ http://sugisawa.co.jp/suigunnoyado/
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