寺山食堂は、昨年寺山修司の没後30年の節目の年に、かつての寺山食堂(伯父の寺山義人が経営)を復活させようと、寺山修司の食に関する逸話や好物と三沢特産の農産物とを組み合わせ、市内5店舗でスペシャルメニューを考案して提供を始めたそうです。
では、その寺山修司の逸話と好物とは・・・。
・寺山修司は大食漢で、砂糖入り「カレー」と「コーラ」が大好きだった。行きつけの食堂では「カレーライス」を注文するとお盆に直接盛られた「カレー」が出てきた。
・寺山修司は最初に上京した上野駅の食堂で餃子を食べ、それ以来大好物となり家でもよく大量に作って食べていた。
・競馬好きの寺山修司は、競馬に行くときは必ず「そば」と「かつ丼」をセットで食べていた。
・演劇実験室「天井桟敷」がヨーロッパ遠征の際、「ラーメン」を食べたくなったが当時ヨーロッパでは中華麺が手に入りにくかったので、代わりに細い「パスタ」で作った。すると寺山修司ばかりではなく劇団員にもとても好評だった。
・晩年、肝臓を患った寺山修司は肝臓に良いとされる「シジミ」を買い集め食べていた。
カレー、餃子、そば、かつ丼、ラーメン、シジミ。
なんだかとても庶民的ですね。
そしてこの逸話や好物と三沢特産のごぼうや長芋、小川原湖のしじみなどを組み合わせて考案されたスペシャルメニューがこちらです。
・寺山盆カレーセット-お盆に盛ったカレーライスとコーラのセット。砂糖入りカレー付。
・寺山定食-三沢産ごぼうを使った汁物(すいとん、又はけんちん汁)がついた餃子定食。
・寺山セット-三沢産長芋を使ったとろろ蕎麦とかつ丼のセット。
・天井桟敷ラーメン-中華麺の代わりに細いパスタを使ったラーメン。
・天井カレーラーメン-中華麺の代わりに細いパスタを使ったカレーラーメン。(三沢商業高校生提案)
・寺山修司ラーメン-小川原湖名産のしじみを使ったラーメン。
このうち今回は三沢駅前の「きらく亭」で天井桟敷ラーメンをいただきました。

確かに麺はパスタそのもの。
見た目はラーメンですが、食べていくとスープパスタを食べているような感じになってきます。

そのほかのメニューを提供しているお店は以下のとおりです。
星野リゾート青森屋(古牧温泉)
【住所】三沢市字古間木山56
【TEL】0176-51-2121
【FAX】0176-51-2128(ご予約)
【メニュ】寺山定食・寺山セット・寺山カレーラーメン
※寺山メニューは昼のみ提供。
お食事処 和み
【住所】三沢市松園町3-10-1
【TEL】0176-57-4322
【営業時間】10:30~19:10(ラストオーダー)
【定休日】無休
【メニュー】寺山定食・寺山セット・寺山修司ラーメン
彩食酒楽 松喜
【住所】三沢市中央町2-1-1 三沢シティホテル1F
【TEL】0176-52-5748
【営業時間】11:30~14:00、17:00~21:00
【定休日】日曜
【メニュー】寺山盆カレーセット
ふく田
【住所】三沢市幸町1-7-5
【TEL】0176-53-1492
【営業時間】12:00~14:00、17:00~22:30(ラストオーダー)
土曜日はランチ営業なし
【定休日】日曜・祝祭日
【メニュー】寺山定食・寺山セット・天井棧敷ラーメン
寺山食堂はこののぼりが目印です。
そして寺山食堂で食べた後は、寺山修司が多感な少年時代を過ごした三沢駅付近にあるゆかりの地をいくつか散策しました。


今度はもっと深くテラヤマ・ワールドに迷い込んでみたいと思います。
by きむにぃ
<きらく亭>
【住所】三沢市本町2-71-1
【TEL】0176-53-1087
【営業時間】11:00~20:30
【定休日】日曜
【メニュー】天井棧敷ラーメン(醤油味と醤油カレー風味あり)