2月1日2日、東京ビッグサイトで開催された「タビカレ学園祭」に行って来ました。
「タビカレ学園祭って、なに?」という方にご説明いたしますと、観光庁主催のイベントです。パンフレットから概要を抜粋しますと、『「今までにない国内観光の魅力を遊んで学ぶ場」としてはじまった「日本タビカレッジ」(通称「タビカレ」)。その集大成のイベントが”タビカレ学園祭”です。』ということになります。
簡単に言うと新しいテーマの観光の博覧会、展示会のような感じです。
我が青森県からも3テーマがエントリーして、PRしていましたのでご紹介いたします。
まずは五所川原市金木町の「奥津軽文化~青森ひば林と明治の豪商を探る旅」。ブースにはひばの香りに誘われた方々に来ていました。
太宰治の生家「斜陽館」や津軽鉄道の冬の風物詩「ストーブ列車」で知られる奥津軽文化の五所川原市金木地区。今回地元のNPOかなぎ元気倶楽部が提案しているのは、林業が盛んな同地区で、昭和40年代まで青森ひばを運んでいた津軽森林鉄道跡のトレイルコース。温泉や自然、食を楽しみ、地域住民とふれあいながら、奥津軽の歴史・文化・自然を体感できるのが魅力です。ご覧のように、危なくて上は歩けませんが、線路が残っているところもあ
お次は弘前市から「弘前×企業×学生の知恵の連携を創出するCSV」。なんだか難しいテーマですが、CSVとはCreateingSharedValueの略で直訳すると共有価値の創造。都市型企業、地元企業、学生が連携して、実感・体感型ビジネス創出を狙うとともに、関係者に一定期間滞在してもらったり、新たな体験研修プログラムにしてもらうことを目指しています。弘前市には津軽塗りなど歴史のある技術から、美容・健康の新素材プロテオグリカンや国産ブナ材を利用するブナコなど最近人気となっている地域資源がたくさんある弘前市ならではの取組ですね。
十和田市からは「和酒(わしゅ)女子と行く豊かな水の恵みがもたらす美と癒し」。十和田湖から奥入瀬渓流を経て、市街地に注いでいる稲生川の恵みにより酒造りをしている十和田市の鳩正宗。仕込み水には清冽な伏流水が使用されています。美容と健康によいとして、女性の関心が高まっている日本酒に視点を置き、豊かな水の恵みを体感するツアーをつくる取組が始まっています。テーマは美と癒し。和酒女子という日本酒好きの女性グループが、街歩きを案内してくれます。
いずれも地域の特色を活かした取組で、観光コースとしての定着が待ち望まれますね。
さて、タビカレ会場をしばらくうろうろした私のアンテナに引っかかったのはこちらのブース。
いろんな新しいテーマがあるもんですねえ。日本国中で新しい魅力的な試みが行われていて、どこ行こうか迷ってしまいますね。でも、皆さん、青森県をよろしくお願いしますね!
<連絡先>
奥津軽~青森ひば林と明治の豪商を探る旅
NPO法人かなぎ元気倶楽部 0173-54-1616
弘前×企業×学生の知恵の連携を創出するCSV
弘前市観光政策課 0172-35-1128
和酒女子と行く豊かな水の恵みがもたらす美と癒し
十和田市観光協会 0176-24-3006
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