以前紹介した階上町の「どんこ汁」。
津軽にも「どんこラーメン」があります。
今回は田舎館村の「どんこラーメンかねちゃん」から「どんこラーメン」を紹介します。
青森のラーメンといえば魚だしスープ。
イワシの焼き干しや煮干しの魚だし系ラーメンが主流ですが、ここではダシにどんこを使います。
イワシの香りとは全く異なる強烈な磯の香りと見た目のインパクトが強いどんこ。
これが干物となったどんこ!
デローンと口から風船が飛び出していた姿とは違いますが、独特の愛嬌さは残っています。
香りも、うん、内陸では嗅げない磯の香りです。
どんこの干物は、かねちゃんこと店主の須藤謙夫さんが下北地方の先端「尻屋崎」で自らどんこを釣って、自宅で干物にしています。
もともと釣りが大好きなかねちゃん、趣味が高じてどんこの干物、ラーメンまで作るに至りました。
見たこともないラーメンをつくりたい!とのかねちゃん。
ただ、見た目は普通です。
でも、香りがやはり煮干しとは異なり、魚というより磯の香りです。
「どんこラーメンかねちゃん」は4年前、田舎館村の田んぼアートイベントでの出店からスタートしたそうですが、あまりの人気に現在の田舎館村役場前にお店をオープンしました。当時、村役場や会社の職員がこぞって「かねちゃんラーメン」で出前を取り始めたため、村に1軒しかない食堂がつぶれかけたとか。
現在でも、お昼になると田舎館村役場はどんこの香りに包まれるそうです。
また、お値段も田舎館村の価格破壊を引き起こしたとか。
定食はどんこラーメン付きで500円。
「どんこラーメンかねちゃん」は弘前市から車で15分程度。ラーメン好きの皆さん、ぜひどんこラーメンを食べてみてください。
どんこラーメンかねちゃん
住 所:田舎館村田舎館中辻133-7
電 話:0172-58-4455
定休日: 土曜日、日曜日
営業時間:11:00~14:00