青森県内の街歩きの先がけと言えば、弘前路地裏探偵団ですが、その街歩きの波がじわりじわりと県内各地域に広がっています。
まるごとブログでは、この一年間、平内や三厩、鶴田、青森、佐井などの街歩きを紹介してきましたが、今回は黒石の「まちかど探訪 黒石街歩きツアー」を体験してきました。
黒石の街歩きは、昔ながらの風情を残す木造のアーケードの中町こみせ通りを中心に、「小さなまちかど博物館」に認定されているお店の館長さんと楽しい会話をしながら、普段は見れない歴史的建造物やお店の奥、路地裏を散策するツアーです。
ガイドマップを片手に、街歩きを運営している「横町十文字まちそだて会」の村上会長にガイドをしていただきながら「津軽黒石こみせ駅」をスタート。
大正2年に、弘前の造り酒屋をわざわざ黒石まで移築した「こみせ美術館(西谷家住宅)」では、貴重な木造のシャッターや骨董品を見学。
続いて、大正期に建築されたとってもモダンな「火の見やぐら」や日本最古の消防車を見学。
消防車は、今では珍しい1桁ナンバー。「何故、今でもこんなに古い消防車を使っているのか?」という質問に「壊れないから」との返答。大事にしているんですね。
現役の消防団だという村上会長が、まといを振り上げるパフォーマンス。
最上階にあるやぐらにも登って黒石市街を展望してきました。
「アンティークおしゃれ館」では、裏手の蔵に案内してもらい、貴重なお宝を拝見。
全国から注文が殺到し、1年待ちと言われている「ボッコ靴工房」には、ボッコ靴づくりの材料やパネルなども展示されていました。
1個1,050円で販売されている、ボッコ靴ストラップは、街歩きの記念品やお土産に最適です。
この他にも、約200年前から続く酒蔵や餅屋、国の重要文化財に指定されている高橋家など、見どころが満載です。
「横町十文字まちそだて会」では、街歩きのルートやアイテムを整理し、バージョンアップを図っていくそうです。さらに、コミュニティーの場として現在再生中の「松ノ湯」がオープンすれば、ますます盛り上がるのではないでしょうか。今回の街歩きに参加して、黒石の人たちは郷土愛が強く、古い文化や財産を大事にする精神が根付いていると思いました。これからが楽しみです。
by さっちゃん
「黒石まちなか探訪まち歩きツアー」の概要
料金 お一人様2000円~
時間 1時間半~
最小催行人数 4名
※料金により、黒石グルメ・スイーツ、津軽三味線などのオプションも可。
※他に黒石グルメツアー、庭園巡りなど、さまざまなツアーを企画中です。
お申し込み・お問い合わせ
レストラン御幸 村上まで 0172(52)2558
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。