漁師の銭湯が有名な八戸市。最古の温泉銭湯「卵湯」で、八戸らしいレトロな銭湯でゆったりと長風呂しませんか?
八戸市の中心街から近い柏崎、高架橋沿いにある卵湯は、地元の方と遠方の銭湯好きで賑わう温泉銭湯。卵湯は創業60年。当初は漁師で賑わう銭湯でしたが、今はもっぱら近所の方に愛させる地元の銭湯です。
レトロな下駄箱から、整体ルームまで、銭湯の歴史と生活感が溢れるここにしかない銭湯です。
カギ札が徐々に消えていく下駄箱(誰かおみやげに持って帰ってる?)。
温泉水で洗うため、汚れがよく落ちると評判のランドリー。
お客さんの要望により整体ルームが営業中。
お風呂が5種類とサウナと打たせ湯。
現在のスーパー銭湯を思わせる設備が、昭和53年に増築されました。
泉質はナトリウム泉(塩湯)。当時、海の上で冷え切った漁師の体を、芯から温めたのでしょう。
これは、漁網!以前「テルマエ・ハチノヘ「松竹湯」」でも紹介した、漁師のあかすりです。
今でも漁師さんが入っているのですね。
この他にも個性的なインテリアがたくさん!紹介しきれないので一部のみアップします。
純粋な子供ならきっと喜ぶお魚水槽の明かり取り!
変わった形の蛇口。向きが気になりますが・・・
いろんな形のカランがあります。銭湯好きにはどれを使おうか悩んでしまいます。
浴槽の真上にある明かり取りは、とても大きく、また高いので、お風呂に浸かっていると開放感があります。
また、時間の経過を感じさせる風合いもいいです。
三代目の中村ノブさんによると、卵湯の名前の由来は、先々代が新井田村(現八戸市新井田)で卵を売る商売をしていたところから。
最盛期のころは、お湯が間に合わないほどお客さんで溢れかえっていたとのこと。
船大工に作ってもらった小銭入れもお金で溢れていたそうです。
現在は、入場券に変わったため、小銭がたまることはありませんが、当時の感謝の気持ちを込めて今でも番台に置いています。
八戸市では、昨年多くのレトロな銭湯が姿を消しました。
卵湯さんのような昔からの銭湯がずっと残っていきますようにと願わずにはいられません。
皆さんも、八戸市においでの際は、ぜひお立ち寄りください。
(kogao)
八戸中央温泉天然温泉「卵湯」
住所 青森県八戸市柏崎5-1-17
電話 0178-46-0383
営業時間 5:30~22:00
年中無休
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。