ちょっとごぶさたしております。て~お~@県美です。
工藤哲巳ってご存じですか?
コンピュータペインティング 1971年 倉敷市立美術館 (c) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2013
この方です。
工藤は1935年大阪に生まれ、少年期を父の出身地五所川原市で暮らした青森県ゆかりの作家で、反芸術の旗手として、パリを中心に活躍した国際的アーティストです。
青森県立美術館では、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」が、4月12日(土)から6月8日(日)まで開催されています。本展示会は青森県立美術館と、大阪の国立国際美術展、東京国立近代美術館との共同企画による30年余りにわたる活動を包括的に紹介する工藤哲巳の大回顧展です。
展示会の内容をまるごとブログの読者にちょっとだけお見せします。
津軽塗りに影響を受けたという作品。
限定プールに於ける増殖性連鎖反応 1960年 個人蔵 (c) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2013
「ハラキリ」などの衝撃的パフォーマンス映像。介添え役は奥様だそうです。
ハプニング「ヒューマニズムの腹切り」「ヒューマニズムの壜詰」第3回パリ・ビエンナーレ パリ市立近代美術館 1963年 国際国立美術館 撮影:Yuzuru Shoji (c) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2013
あなたの肖像 1963年 高松市美術館 (c) ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2013
頭、目、口、耳。人間はそれぞれパーツの器官でしかないという表現なのでしょうか。
今回の展示会のサブタイトルにもなっている「あなたの肖像」は工藤が好んで作品につけたタイトルで、この展示会でもが何点もあります。
若干感じるこの居心地の悪さは、「あなたの肖像」を見せられた自分自身に起因するのかもしれませんね。
美術にあまり明るくない私ですが、展示をずっと見ていて、本物の持つ凄みに圧倒されそうになりました。これは図録や写真では伝わらない、美術館で現物を見た感覚ではないでしょうか。
皆様も美術館でぜひ本物の迫力を味わってみてはいかがですか?
PS.県立美術館では、工藤哲巳展をご覧になるお客様で、美術館のFacebookページにいいね!をした方にオリジナル色鉛筆をプレゼントしています。この機会に、地下二階受付で、スマートフォンやタブレットなどでいいね!を見せて、ぜひGETしてください。
http://p.tl/CSyP
<あなたの肖像-工藤哲巳展>
会期:2014年4月12日 (土) -6月8日 (日)
休館日:4月14日 (月) 、4月28日 (月) 、5月12日 (月) 、5月26日 (月)
開館時間:9:30-17:00 (入館は16:30まで)
※ただし、6月1日 (日) -8日 (日) は9:00-18:00 (入館は17:30まで)
一般1,200円 / 高大生900円 / 小中生300円
byて~お~
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