青森県にはたくさんの温泉があり、特に山あいには多くの秘湯があります。
その中でも最も美しい秘湯の一つと言われる「蔦温泉」がリニューアルされたと聞き行ってきました。
「蔦温泉」は南八甲田の山中に位置し、ブナの森と澄んだ沼々に囲まれた温泉宿です。
温泉宿としては、明治42年創業ですが、温泉自体は約千年前の平安時代に開湯されたそうで、それにちなんで「久安の湯」として名付けられた温泉があります。
「蔦温泉」にある「久安の湯」と「泉響の湯」は源泉「かけ流し」ではなく「湧き流し」
湯舟の底に敷いたブナの底版から直接、「ぷくっぷくっ」と湯の泡が湧く、透明感のあるきれいなお湯です。
以前は宴会場として使われていた「楓の間」が、とてもあずましい休憩所としてリニューアルされました。
縁側のロッキングチェアーにゆられ、特製スイーツ「りんごのプリン」と冷たいお茶をいただきました。
美しい庭を眺めながら、聞こえるのは野鳥のさえずりだけ。さえずりの圧倒的なサラウンドに包まれます。
温泉のあとは、隣の蔦沼を訪れてください。
ブナの森と湖面に写るブナの森の合わせ鏡はいつ見ても美しく、ため息が出ます。
(kogao)
<蔦温泉>
住所:青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1
電話:0176-74-2311
立ち寄り入浴:10時~16時
大人600円/小人300円(小学生)
ドリンクバー400円、各種スイーツ350円から
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。