青森県青森市。
ここは全国トップの生産量を誇るカシスの産地です。
今月末までカシスの最盛期を迎えているということで、園地にお邪魔してきました。
皆さんが口にするカシスは、大半がお酒のリキュールだと思いますが、
よくよくお店などを見るとジェラート、ムースやゼリーなど
洋菓子を中心に意外とカシスが使われていることが多いのです。
こちらがカシスの実。
青森市では、1970年代にヨーロッパから苗木が導入されたことをきっかけに
栽培が始まりました。
その当時から40年近くカシスを栽培している生産者のお一人、
棟方さんにお話を聞きました。
棟方さんは、地域のカシス生産者のお手本となる「あおもりカシスマイスター」であり、
化学肥料に頼らない健康な土づくりを基本とした
環境にやさしい農業に取り組んでいます。
カシスの栽培は、夏でも涼しく、
日中との寒暖の差が激しいこの地に適しているそうです。
ただ、当時は認知度がなく、販売先に大変苦労したのだとか。
栽培する上で1番苦労しているのは、
木自身を蝕む害虫から守ることだそうです。
「カシスは全て手摘みで収穫されていますが、その苦労はありますか?」
と聞いたところ、
「愛着を持って育てているので、喜びが勝るのだよ」
と仰っていました。
棟方さん流のカシスの食べ方はジャムにすること。
パンに塗ったり、ヨーグルトにかけたりしているそうです。
70歳にしてこの美肌をキープする秘訣は、もしやカシス…と思ってしまいました。
そんな棟方さんの夢は、
青森カシスを使った商品がお店の売り場にたくさん並び、
皆さんが日常手軽にカシスを食べてくれることだそうです。
笑顔が素敵な棟方さんの夢が叶うといいな、と強く思いました。
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by くわ
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