桟敷席の設置が始まり、青森ねぶた祭本番が近くなってくると、ねぶた小屋の前で行われる作業が、「台上げ」です。(写真はパナソニックねぶた会の「箙の梅、景季奮戦(北村蓮明氏作)」です。)
床に直接置かれたパーツ状態のねぶたを、専用の台車に載せる台上げは、まず特注の長い角材を下に差し入れ、太い針金で固定します。
そして、各運行団体から40~50人が参加して、全員が「せーの!」の合図で台車に持ち上げます。
この際、ねぶたのパーツはそれぞれが大きくデリケートなので、均等に力がかかるように配置しないと、途中で折れてしまう危険があります。
台上げが終わると、一旦ねぶた小屋に戻して飾り付け作業を行います。
青森ねぶたに魂を入れる「台上げ」は、一般の方でも見ることが可能です。(見学する際は作業の邪魔にならないよう、また事故やけがのないように十分にご注意願います。)
今年は7月17日から29日にかけて順番に行われる予定となっています。時間や場所などの詳しい情報は、ねぶたラッセランドの案内人、青森ねぶたガイド隊の皆様にお尋ねください。
青森ねぶたガイド隊(青森ねぶたインフォメーション)
電話:017-752-1311
by オーレおじさん
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