青森市古川のtecoギャラリーで「爆誕!津軽塗コレジャナイロボ!展」開催中です。
「コレジャナイロボ」とは、武笠太郎氏と坂本嘉種氏による「ザリガニワークス」の手作り木製玩具。「どこかで見たことがあるけど、ちょっと変?」な感じのフォルムは、子供がプレゼントを空けたときに「欲しかったのはこれじゃなーい!!」と悲痛の叫びをあげてしまう絶妙な偽物感、カッコ悪さがコンセプト。インターネット販売でブレークし、玩具メーカーをはじめとした数々のコラボレーションにより関連商品も多数誕生しています。香港でも人気上昇中とのことです。
メイン(下の写真左)や敵マジ軍(下の写真右)をはじめとしたロボットの顔は、坂本さんが1体1体マジックで書きなぐるのが特徴。これまで約7,000体のロボットの顔を描いてきましたが、「良くしよう。格好良くしよう」という気持ちは捨てているそうです。
「コレジャナイロボ」と津軽塗のコラボレーションは、イベント主催のtecoギャラリーから武笠さんと坂本さんに提案したことがきっかけです。ロボットに塗りを施したのは、津軽塗職人の松山継道氏と息子の昇司氏、そして山岡奈津江氏の3人です。
10月11日に開催されたレセプションパーティーのトークイベントには、ザリガニワークスのお二人と松山昇司氏の3人が参加。
松山氏は「漆と普段の生活の距離を縮めたかったので今回の企画は快諾した。ロボットに負けない塗りをするように心がけた」と話ていました。
一方、ザリガニワークスの坂本はトークイベントの中で、「津軽塗のロボットにマジックで顔を描くことは、尻込みしたが、マジックで書くことを貫いてこそコラボレーションになると決意して仕上げた」と話していました。
レセプションの日に展示されていた津軽塗のロボットは、松山昇司さんと山岡奈津江氏が製作した3体ですが、松山継道氏の「錦塗」のロボットは、組み立ては間に合わず、パーツのみがお披露目されました。「錦塗」は、津軽塗の中でも最も難易度の高い塗りで、完成したら凄い作品になりそうです。
期間中は、コレジャナイロボの展示の他、ザリガニワークスと様々な企業とのコラボ商品も展示販売されていますので、是非、会場に足を運んでみてはいかがですか?
byさっちゃん
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爆誕!津軽塗コレジャナイロボ!
-情操教育玩具コレジャナイロボ、青森初上陸展-
2014年10月11日(土)~11月3日(月・祝)
会期中無休 11:00-19:00
住所:青森県青森市古川1丁目14-3-B
電話: 080-3474-0995
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