まるで幾何学模様のこぎん刺しのように整然と並べられているのが、津軽地方で今まさに収穫の最盛期を迎えている木箱に入ったりんご。先日、弘前市郊外にある弘果弘前中央青果(株)を見学してきたのですが、第2、3、4卸売場には、りんご農家が出荷したとれたてのりんごが並べられ、場内全体にりんごの甘酸っぱい香りが漂っていました。さらに建物の中に入りきらないりんご箱が外にも置かれていて、津軽で育ちりんごが身近にある私でもその光景には圧倒されました。
下の写真の第3卸売場は、少し高い所からりんごを見下ろすことができるようになっています。
ちなみに10月31日の弘果へのりんごの入荷量は12万8千箱、取り扱ったりんごの品種は、主力品種である「ふじ」、「王林」をはじめ、全部で31種類とかなり多いです。
もう一つの驚きは、りんごの競りの風景。
とにかく市場全体が活気に満ち溢れていて、若い人たちが元気だったのが印象的でした。
競り人と買参人の掛け合いが、もの凄いスピードで進んでいき、あっという間に大量のりんごが競り落とされていきます。何を言っているのか全く理解できず、まるで外国にいるようです。
今回、最盛期のりんご市場で、もの凄い数のりんごや、りんご産業に携わるヒトに触れることで、りんごが青森県の経済を支えている重要な基幹産業だということを改めて実感しました。
byさっちゃん
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