前回のブログで紹介した板柳町の街歩き。その時に訪れたお店が気になって、もう一度行ってみました。訪れたのは「革工房よしだ」さん。
ショーウィンドーに「ランドセル」や「馬具」が並ぶ珍しいお店です。
「革工房よしだ」さんは津軽の地に根を張って83年の老舗。
創業時は農耕馬用の馬具をつくり続けていましたが、農作業の機械化に伴い、昭和30年代をピークに需要は減少。かつては板柳町に5軒の馬具屋があったそうですが、現在も続いているのは「よしだ」さんだけで県内でもごくわずかしか残ってないそうです。
今では珍しい馬具の作り手として、輓馬(ばんば)・装飾具を求める県内外のお客様から注文が入る「革工房よしだ」さん。店内にはきらびやかな馬具が並びます。
馬具の需要が減少してからは「何でもつくる」、「どんな修理でも受ける」をモットーに、剪定鋏のケースやベルトなどの革製品と修理を専門に手掛けています。
この画像はりんごの剪定鋏。
既製品はすぐに穴が空いてしまいますが、丁寧な製法の革製品なら10年・20年は持つとのこと。品質の良さから、いまや長野県をはじめ、山形県・福島県からも注文が入るそうです。
また、ディスプレーに飾っていた「ミニランドセル」。首都圏での人気を知った地元の方からの依頼で始めたもので、使い古しのランドセルを加工してつくります。見てください。この可愛らしさ!丁寧かつ繊細な仕事ぶりに圧巻です。
修理もお手の物。愛用の一品をずっと使い続けたい。。。そんなオーナーの想いに丁寧に応える仕事ぶりが評判となり、口コミで噂を聞いた県内外のお客様がわざわざお店を訪れるてくれるそうです。
お父さんの吉田勝美さんと静真さんの二人三脚で経営する「革工房よしだ」さん。
(画像は明るく気さくに答えてくれた静真さん)
職人の技が生きる素敵なお店でした♪
(Byノッポさん)
革工房よしだ
住所:北津軽郡板柳町字土井235-7
電話:0172-73-2561
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。