五所川原市で栽培されている御所川原(ごしょがわら)は、果肉まで赤く、強い酸味、そしてポリフェノール8倍(ふじと比較)含有量が特徴のりんごです。鑑賞用として不遇の扱いがされていたりんごですが、昨今、鮮やかな色と酸味が評価され、県内外の料理人の注目を浴びはじめています。
五所川原市一ツ谷地区の道路沿いや津軽鉄道の線路沿いに鑑賞用の街路樹として今も残っています。10月になると、熟した御所川原はそのまま落ち、道ばたで腐っていったため、地元ではマイナスイメージがついてしまったのですが・・・
現在は、熊谷喜八シェフをはじめ首都圏・関西圏の有名レストランの一流シェフが食材として使っています。
もともと、生産量は年間6トンと青森県のふじの0.003%(青森県のふじは約20万トン)と大変少なく希少なため、地元では入手困難な貴重なリンゴとなってしまいました。
県内では流通量が少ない「御所川原」ですが、津軽鉄道の五所川原駅前にある「コミュニティーカフェ でるそ~れ」では「御所川原」のジャムやジュースが味わえます。このジャムは着色料が一切無くて、真っ赤!ポリフェノールの赤なんです。
ジュースも真っ赤。酸味とポリフェノールの渋味がワインのような深みを感じさせる大人なリンゴジュースです。
青森りんごといえば蜜の塊「ふじ」が有名ですが、ポリフェノールの塊「御所川原」も一度ご賞味ください。
(kogao)
<コミュニティーカフェ でるそ~れ>
住所 青森県五所川原市大町39
電話 0173-34-3971
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